この記事のポイント
- Google、「Pixel 6a」の過去のファクトリーイメージ / OTA イメージをすべて削除
- 以前、バッテリー不具合が報告された「Pixel 4a」に対して行われたことと同じ
- おそらく 2025 年 7 月の月次ソフトウェアアップデートと共に、致命的ば不具合に対する公式発表が行われると予想
潜在的なバッテリー過熱問題による対処が噂されている、2022 年 7 月に発売 Google Pixel デバイス廉価版「Pixel 6a」。
「Pixel 6a」の潜在的なバッテリー過熱問題、最悪の事態となりそうです。Google は 2025 年 7 月、公式サイトにて公開している Google Pixel デバイス向けファクトリーイメージ / OTA イメージのうち、「Pixel 6a」の過去のファクトリーイメージ / OTA イメージをすべて削除しました。
しかも、「Pixel 6a」向けファクトリーイメージについては “Coming soon” ということで新バージョンの配信(公開)が予告されていますが、「Pixel 6a」向け OTA イメージについてはすべて削除され新バージョンの公開すら予告されていない状態です。現状、「Pixel 6a」に対して過去のソフトウェアを適用できなくなっています。
これは、以前「Pixel 4a」に行われたことと同じです。「Pixel 4a」ではバッテリー不具合が報告されたことから、過去のファクトリーイメージ / OTA イメージが削除されたのですが、「Pixel 6a」でも同様の事態となりました。
Google が過去のファクトリーイメージ / OTA イメージを削除することなど、「Pixel 4a」が初の事例だったのですが、なんと年内 2 例目となってしまいました。
つまり、「Pixel 6a」においても過去のファクトリーイメージ / OTA イメージに何らかの致命的な不具合が見つかったため、Google が強制的に過去のソフトウェアアップデートを適用できなくしたということです。まだ Google から「Pixel 6a」の今後の対象について公式発表されていませんが、おそらく 2025 年 7 月の月次ソフトウェアアップデートと共に、何らかの公式発表が行われると予想されます。
それにしてもこのデジャブ感、最悪。「Pixel 6a」をメインで運用しているユーザーは、覚悟した方が良いかもしれません。
Source:Google
追記
Google は 2025 年 7 月 2 日(水)に、「Pixel 6a」における潜在的なバッテリー過熱問題と、その潜在的な問題への対応を正式発表しました。
Google は “ユーザーに危険を及ぼす恐れがある” ということで、新世代 Android OS「Android 16」と共に展開されたバッテリー劣化抑制機能「バッテリーの健全性アシスタント」が、充電サイクル 400 回に達した時点で強制的に ON になるソフトウェアアップデートを、2025 年 7 月 8 日(火)より「Pixel 6a」に対して配信開始します。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
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