この記事のポイント
- Google Japan、「Gemini Advanced」における日本語対応開始を正式発表
- 「Gemini Advanced」は当初、150 以上の国と地域の英語環境で提供で 2024 年 2 月に提供開始(日本語未対応で提供開始)
- そして開催開発者向けイベント「Google I/O 2024」にて「Gemini Advanced」に対する最先端言語モデル「Gemini 1.5 Pro」導入と共に、日本語を含む 35 以上の言語サポートが発表
Google 日本国内法人 Google Japan は 2024 年 5 月 27 日(月)、生成 AI サービス「Gemini」のメンバーシップ向けアップグレード版「Gemini Advanced」における日本語対応開始を正式発表しました。
「Gemini Advanced」は約 3 か月半前の 2024 年 2 月 8 日(木)、(当初)最先端大規模言語モデル「Gemini(Gemini Pro)」を搭載する「Bard」の「Gemini」へのリニューアルと共に、(当初)最高性能 AI モデル「Gemini Ultra 1.0(Gemini Ultra)」を搭載する新サービスとして、有料オンラインストレージサービス「Google One」の月額税込み 2,900 円新プラン[AI プレミアム(2TB)]に加入するメンバーシップ向けに提供が開始されました。ただし、当初は英語環境における 150 以上の国と地域での提供となっていて、日本語は未対応。これまで「Gemini Advanced」の機能や性能をフルに活用するためには、英語でプロンプトを入力する必要があったわけです。
しかし、2024 年 5 月 14 日(火)開催開発者向けイベント「Google I/O 2024」にて、「Gemini Advanced」のベースとなる言語モデルに最先端「Gemini 1.5 Pro」が導入されアップグレードされることが発表されると共に、「Gemini Advanced」の日本語を含む 35 以上の言語のサポートも発表。「Gemini Advanced(Gemini 1.5 Pro)」にて、ついに日本語対応したわけです。
そして今回 Google Japan が、「Gemini Advanced」の日本語対応開始を正式発表した、という流れとなります。
「Gemini 1.5 Pro」が導入されアップグレードされた「Gemini Advanced」では、最大 1,500 ページものドキュメントの把握はもちろん、100 件の電子メール要約や最大 1 時間の動画や 30,000 行を超えるコードの処理など、コンテキストウィンドウの大幅な拡張が行われています。また、オンラインストレージサービス「Google ドライブ」からのファイル直接アップロードや、アップロードされたファイル(PDF / スプレッドシート)のデータ分析と高品質グラフ作成などにも対応。会計 / 経理 / 在庫管理 / 売上管理など、「Gemini Advanced」を業務に用いることで時間短縮などの大幅な業務改善も見込めるようになります。
「Gemini Advanced」は、有料オンラインストレージサービス「Google One」の月額税込み 2,900 円新プラン[AI プレミアム(2TB)]に加入しないと利用はできません。ただし[AI プレミアム(2TB)]では初回 2 か月間の無料トライアルも提供されているので、まだ[AI プレミアム(2TB)]に加入しておらず「Gemini Advanced」を利用していない方は、無料トライアルを活用して「Gemini Advanced」をお試し利用してみてはいかがでしょうか。
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