この記事のポイント
- Android 版「Google ウォレット」アプリのホーム画面上部に先行本人確認認証実行メニュー[本人確認]が追加
- [本人確認]から本人確認認証を行っておくことで、一定時間は NFC タッチ決済時の本人確認認証が免除
- ただし「Suica」「PASMO」「iD」「QUICPay」などの FeliCa(NFC Type-F)依存タッチ決済は一切関係なし
2024 年 3 月下旬に新設された設定カテゴリ[セキュリティ]と共に本人確認認証が厳格化された、Google モバイル決済サービス「Google ウォレット」の Android アプリ。
この Android 版「Google ウォレット」アプリの本人確認認証厳格化では、NFC(Type-A/B)によるタッチ決済(Visa のタッチ決済 / Mastercard コンタクトレス)時に、画面ロックを解除していてもさらなる本人確認認証が求められるようになったわけですが、それに合わせてちょっとした UI 刷新が 2024 年 4 月中旬に行われました。それは、Android 版「Google ウォレット」アプリホーム画面上部の本人確認認証実行メニュー[本人確認]の追加です。
要は、画面ロックを解除しつつ Android 版「Google ウォレット」アプリホーム画面上部の[本人確認]から本人確認認証を行っておくことで、一定時間は NFC タッチ決済時の本人確認認証が免除されるようになります。[本人確認]から、先行して本人確認認証を行えるようになったということです。
[本人確認]から本人確認認証を行うと、一定時間[本人確認]が非表示となり、その間は本人確認認証不要で NFC タッチ決済を行うことができるようになります。本人確認認証が厳格化されたことで使い勝手が悪くなってしまった Android 版「Google ウォレット」アプリですが、[本人確認]メニューが追加されたことで多少は改善されたのではないでしょうか。
ちなみにこの[本人確認]は、「Suica」「PASMO」「iD」「QUICPay」などの FeliCa(NFC Type-F)依存タッチ決済は一切関係ありません。FeliCa 依存タッチ決済については、本人確認認証はおろか、これまで通り画面ロックを解除不要でタッチ決済を行うことができます。
NFC だの FeliCa だのがわからないユーザーにとっては、余計に混乱を招くような仕様になってしまったことは否めませんが。
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