この記事のポイント
- Google、Android デバイス向け新機能「New Android features(2025 年 6 月版)」として導入する、6 つの新機能を発表
- ラインアップは、「Google メッセージ」アプリの RCS チャットにおけるパーソナライズ機能、「Google フォト」アプリの AI 活用写真新編集エディター導入、「Google Home」アプリのデバイスに合わせた「お気に入り」カスタマイズ設定機能、「緊急情報サービス」アプリの「安全確認」延長機能、「Gboard」アプリの「絵文字キッチン」拡充、Wear OS 版「Google ウォレット」アプリの公共交通機関スムーズ乗車機能
- それぞれのアプリのアップデートなどと共に順次展開
Google は 2025 年 6 月 10 日(火)、Android デバイス向け新機能「New Android features(2025 年 6 月版)」として導入する、6 つの新機能を発表しました。
2025 年 6 月版「New Android features」のラインアップは、「Google メッセージ」アプリの RCS チャットにおけるパーソナライズ機能、「Google フォト」アプリの AI 活用写真新編集エディター導入、「Google Home」アプリのデバイスに合わせた「お気に入り」カスタマイズ設定機能、「緊急情報サービス」アプリの「安全確認」延長機能、「Gboard」アプリの「絵文字キッチン」拡充、Wear OS 版「Google ウォレット」アプリの公共交通機関スムーズ乗車機能の、合計 6 つです。2025 年 6 月版「New Android features」は、それぞれのアプリのアップデートなどと共に順次展開が開始されます。
「Google メッセージ」アプリ RCS チャットパーソナライズ機能
2025 年 6 月版「New Android features」として導入される「Google メッセージ」アプリの RCS(Rich Communication Services)チャットパーソナライズ機能では、RCS グループチャットにカスタムアイコンを設定したりグループチャット名を変更できるようになり、ほかのグループチャットと区別しやすくなりました。
また、特定の RCS グループチャットの通知を、一定期間ミュートすることも可能です。さらに、「連絡先(Google コンタクト)」アプリ内のどの連絡先が RCS に対応しているかも確認できるようになりました。
「Google メッセージ」アプリリンク

「Google フォト」アプリ AI 活用写真新編集エディター導入
「Google フォト」アプリの AI 活用写真新編集エディター導入は、2025 年 5 月 28 日(水)の「Google フォト」生誕 10 周年と共に発表された新しいエディターと同様の内容です。
「Google フォト」アプリの写真編集エディターが、さまざまなカスタマイズオプションを活用した写真編集や AI 編集機能「編集マジック」などに素早くアクセスできるよう、一か所に集約された UI にリニューアルされます。また、編集したい部分をタップ / 丸で囲む / ブラシで囲むだけで最適な AI 編集機能が提案され、より簡単に AI 編集を適用できるようになります。
このほか、プロンプトを入力するだけで画像を編集してくれる「イマジネーション(Reimagine)」や、画像が切れてしまっている場合でも AI が補正してくれる「オートフレーム」なども、より利用しやすくなります。
「Google フォト」アプリリンク

「Google Home」アプリ「お気に入り」カスタマイズ設定機能
「Google Home」アプリのデバイスに合わせた「お気に入り」カスタマイズ設定機能は、Android デバイス、Wear OS スマートウォッチ、Google TV デバイスなど、スマートホームデバイスの操作パネルをデバイスごとの「お気に入り」として設定できる機能です。
たとえば、Android デバイスではスマートスピーカー、Wear OS スマートウォッチではスマートロック、Google TV デバイスではセキュリティカメラというように、デバイスごとに「お気に入り」を設定できるようになります。
「Google Home」アプリリンク

「緊急情報サービス」アプリ「安全確認」延長機能
「緊急情報サービス」アプリの「安全確認」は、たとえば 30 分の[ランニング中]、1 時間の[1 人で散歩中]、5 時間の[ハイキング中]などと、想定される外出時間とその事由を設定することで、もし万が一のことがあり「安全確認」を安全に停止できずに設定時間を超過した場合、あらかじめ設定している家族などの緊急連絡先に通知が送られるセーフティ機能です。
これまで「緊急情報サービス」アプリの「安全確認」は、思った以上に遠出してしまったり知り合いとばったり会って思った以上に会話がはずんでしまったりなどの事由で事前に設定した時間を超過してしまう場合は、一旦「安全確認」を停止して再設定する必要がありました。しかしこの「緊急情報サービス」アプリの「安全確認」に延長機能[時間を追加]が追加され、「安全確認」を停止せずに時間を追加できるようになります。
「緊急情報サービス」アプリリンク

「Gboard」アプリ「絵文字キッチン」拡充
2025 年 6 月版「New Android features」に合わせて「Gboard」アプリの「絵文字キッチン」がさらに拡充され、[🫵 + 💪][🙏 + 🥕][🫵 + 🐷]など、新しい「絵文字キッチン」を作成できるようになりました。
「Gboard」アプリリンク

Wear OS 版「Google ウォレット」アプリ公共交通機関スムーズ乗車機能

Wear OS 版「Google ウォレット」アプリの公共交通機関スムーズ乗車機能は、一年前 Android 版「Google ウォレット」アプリに新設された設定カテゴリ[セキュリティ]における[本人確認の設定][交通機関の支払い]設定と同様の機能です。
Android 版「Google ウォレット」アプリの[本人確認の設定]設定には、電車やバスに乗る際にクレジットカードやデビットカードで支払いを行う際に本人確認を必要とするかの[交通機関の支払い]設定[確認が必要です]が設けられているのですが、この[確認が必要です]を OFF にすることで、「Google ウォレット」に登録した支払い方法やパスを使用して電車やバスに乗車する際に、いちいち生体認証や PIN / パスコード認証でロックを解除する必要がなくなります。これと同様の機能 / 設定が、Wear OS 版「Google ウォレット」アプリにも導入されます。
Source:Google
追記
近日導入される 2025 年 6 月版「New Android features」新機能として、スポーツ / ニュース / 新しい音楽などユーザーが興味を持っているトピックに関する短い最新情報をポッドキャストとして定期配信してくれる「Daily Listen」と、カーオペレーティングシステム「Android Auto」の Google AI「Gemini」が発表されました。
Source:Google
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