当サイト「Jetstream」管理人兼ライターの石井順です。いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
2025 年 2 月 15 日(土)、まだ日本で正式に提供されていなかった 2009 年頃より旧「Twitter」を始めた私の中では、初の「X」バズツイートが生まれました。それは、【「電気代が安くなる」系の営業電話で世帯状況をいろいろ聞いてきたから、「あーそういうことか!そうやって世帯状況把握して、狙えるとこを闇バイトに狙わせるわけだ」って言ったら切られた】というツイートで、怪しい営業電話に関する内容です。
「X」での投稿ということで、すべての事柄を文章に込めたわけではなく、あくまで表面的な部分を書いただけ。そういうこともあるので、事の経緯も含めた多少の詳細と本質的な部分を説明したく、今回記事化させていただいています。
怪しい営業電話
そもそもですが、今回怪しい営業電話に対して真相を追求したいわけでも晒したいわけでもなく、あくまでもこういったケースの中に闇が潜んでいる可能性があるということをお伝えしたいだけです。
なので、真相の追求など行う気は一切ありませんし、真相に興味もありません。真相追求の要望や、単なる憶測からくる素っ頓狂なコメントは、できるだけ控えていただくようお願いいたします。
はじまりは一週間前
![Pixel](https://jetstream.blog/wp-content/uploads/2025/02/Pixel-1024x576.jpg)
今回の怪しい営業電話の始まりは、一週間前にさかのぼります。
具体的な内容は忘れてしまったのですが、フリーダイヤル番号[0800]から始まる自動音声電話が掛かってきて、『電気料金にご不満をお持ちの場合は “1” を押してください』的な内容が流れました。そもそも知らない番号からの電話でしたし、まったく活用していないケータイ電話番号の着信だったので、おそらくは無作為に電話を掛けているものと推測。疑う以外にあり得ない状況だったこともあり、自動音声中に適当に適当な番号を連打しました。(うろ覚え)
そしたら、その自動音声電話は勝手に切れました。適当にやればそのうちオペレーターにつながるもんだと思っていて、オペレーターにつながったら盛大におちょくってやろうと構えていたのに。電話が切れてしまったことに拍子抜けしたことだけは覚えています。
自動音声電話から一週間後
あの自動音声電話から約一週間後の 2025 年 2 月 15 日(土)、自動音声電話とは異なるフリーダイヤル番号[0800]から電話が掛かってきました。
今回は生身の人間(女性の声)からの電話で、『先日の自動音声にて “1” を押された方にお電話しております』的な言葉から始まりました。はじめはなんのことかわからなかったので、《おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?》と心の中で思いながらも、適当に返事。
すると生身の人間は、『それではまず、ご家庭の状況をお伺いさせていただきます。一軒家ということでお間違いないでしょうか?69 歳以上のご家族もご一緒に住まわれていますか?』ということを聞いてきました。《一軒家?高齢者の有無??》と疑問が浮かび、なぜその情報が必要なのかを生身の人間に伺いました。
生身の人間はすかさず、『電気代をお安くするためのホニャラララ』としゃべり続けていたのですが、ピーンと閃いた私は〖あーなるほどね!そうやって世帯状況を確認して狙えそうなところを闇バイトに襲わせるわけだ〗と話に割って入りつつ煽ってみました。すると生身の人間は、『そう思っていただいて結構です』と捨て台詞を吐きつつ電話を切ってしまいました。
強制的に電話を終わられられてから、そういえば企業名やサービス名など名乗られなかったな、と回想。
大事なこと
今回お送りしているこの流れで大事なことは、前途の通りで、怪しい営業電話の真相ではありません。
大事なことは、こういった営業電話などの中に闇が潜んでいる可能性があるということです。もしかしたら今回私が《怪しい》と感じた営業電話は、新電力や太陽光発電設備などの正統な営業電話だった可能性もあります。
ただ、闇はどこにでも潜んでいます。電話をしてきた生身の人間は単なる営業電話代行業者で正統な営業電話として掛けてきたのかもしれません。が、営業電話代行業者に依頼しているのが実は詐欺集団で、詐欺目的の情報収集を行っている可能性もあります。
また詐欺集団が、本来は正当な営業電話のトークスクリプトを真似て電話を掛けてくる可能性もあります。詐欺集団が正当な高収入バイトと偽って SNS などでアポインターを集め、有力(?)な世帯の情報を収集するなど、「蓋を開けたら闇バイトだった」なんてことだって、今の時代は大いにあり得ます。
受け手側だけでなく、送り手側に対しても、闇は狙ってきます。闇は静かにあなたを狙っています。
対策
闇はどこにでも潜んでいます。自分は大丈夫、と思っていても闇は裏をかいてきます。
見知らぬ電話には出ないことが一番の対策ですが、メールや SNS など別の様々な手法を駆使して闇は狙ってきます。つまり、《闇はどこにでも潜んでいる》と常に警戒心を持つことも大事な対策の一つです。
また、仕組みで回避するのも有効な対策です。Android デバイスの場合、「Google の電話アプリ」の「通話スクリーニング」も怪しい電話を退散させるのに役立つので、見知らぬ電話が掛かってきた場合はまず「通話スクリーニング」で自動応答してみるのもオススメ。怪しい電話の場合、だいたい「通話スクリーニング」で自動応答した時点で電話を切ってくるので。
というか、バズツイートというものはこうやって生まれるのかと体感できて、むしろ私はあの生身の人間にお礼を言いたい。
コメントを残す