この記事のポイント
- Google、2024 年後半に Android に実装する新機能として「盗難ロック」を発表
- 泥棒が Android デバイス奪って走ったりして逃げたことを検知して、自動で Android デバイスにロックが掛かるセキュリティ機能
- さらに次期 Android OS「Android 15」ではリセット保護がアップグレードされ、ファクトリーリセットを行った場合でも元の Google アカウントでの認証を行わない限りは再セットアップ不能に
Google は 2024 年 5 月 15 日(水)、2024 年後半に Android に実装する新機能として、「盗難ロック」を発表しました。
Android 新機能「盗難ロック」は、泥棒が Android デバイス奪って走ったりして逃げたことを検知して、自動で Android デバイスに画面ロックが掛かるセキュリティ機能です。また、泥棒が長時間にわたって Android デバイスの接続を切断しようとした場合や画面ロックの認証試行が過度に失敗した場合などの不正運用の兆候も AI によって認識され、自動で画面ロックが掛かります。
つまり、画面ロックを解除して Android デバイスを操作している際に突然盗難されたとしてもロックが掛かるため、不正にアクセスされる可能性が低くなるわけです。
さらに次期 Android OS「Android 15」ではリセット保護がアップグレードされ、工場出荷状態へファクトリーリセット(初期化)を行った場合でも元の Google アカウントでの認証を行わない限りは再セットアップができなくなるため、盗難されて初期化された Android デバイスの転売も防がれます。とはいえ、悪意のある者はそれでも強引に転売する可能性もありますが。
「盗難ロック」は 2024 年後半に Android 10 以降の Android デバイスに配信される「Google Play 開発者サービス」アプリにて、リセット保護のアップグレードは次期 Android OS「Android 15」に実装予定です。結構待ち遠しいですね。
Source:Google
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