この記事のポイント
- Google、2024 年後半に Android デバイスに対して実装する新機能として、「Google Play プロテクト」の「ライブ脅威検出」を発表
- オンデバイス AI によって悪意のあるアプリの検出を強化
- Google Pixel デバイスのほか、Honor / Lenovo / Nothing / OnePlus / Oppo / シャープ / Transsion などのメーカー製 Android デバイスにも導入予定
Google は 2024 年 5 月 15 日(水)、2024 年後半に Android デバイスに対して実装する新機能として、「Google Play プロテクト」の「ライブ脅威検出」を発表しました。
Android デバイスに実装されている「Google Play プロテクト」は、インストールしたアプリに不正な動作がないかどうかをバックグラウンドで定期的にチェックし、セキュリティリスクを検出してくれる Android セキュリティ機能です。2023 年 10 月にはアプリの開発コードまでスキャンするコードレベルスキャン仕様に変更され、セキュリティ機能が強化されます。
そして 2024 年後半に提供される「ライブ脅威検出」では、オンデバイス AI によって悪意のあるアプリの検出が強化されます。このオンデバイス AI では、それぞれのアプリがどのように機密権限を使用し他のアプリとやり取りするかをリアルタイムに分析するため、不審な動作をするアプリもリアルタイムに発見することができる模様。
「Google Play プロテクト」が悪意のあるアプリを発見した場合、追加審査のために Google に情報が送信され、有害な活動を行っていることが確認された場合はユーザーに警告するかアプリを強制的に無効化にします。ちなみにオンデバイス AI による悪意のあるアプリの検出はプライバシー保護が考慮されているため、個人データの収集などが行われません。
「Google Play プロテクト」のオンデバイス AI による「ライブ脅威検出」は、Google Pixel デバイスのほか、Honor / Lenovo / Nothing / OnePlus / Oppo / シャープ / Transsion などのメーカー製 Android デバイスにも導入される予定です。つまり「ライブ脅威検出」はおそらく、「Tensor G3」を搭載する「Pixel 8 Pro」の様に、大規模言語モデル「Gemini Nano」との連携によって実現する AI 機能と予想されます。
Source:Google
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