謎。Android「Gemini」Google アシスタント先祖返り？

2024 年 2 月より、Google AI アシスタント「Google アシスタント」から入れ替わるカタチで提供開始された、最先端大規模言語モデル「Gemini」。

しかし 2024 年 4 月上旬、Android 版「Gemini」が謎の動きを見せています。その謎の動きは、「Google アシスタント」から「Gemini」に切り替えているにもかかわらず、アイコンが「Gemini」から「Google アシスタント」に戻ってしまうという先祖返り的な症状です。

しかも「Gemini」に切り替えている状態で「Google アシスタント」アイコンをタップすると、いちいち切り替え画面が表示されます。これまではダイレクトに「Gemini」が表示されていたので、「Gemini」にアクセスするための手間が増えた状態です。

不具合なのか、それともデフォルトなのか、謎。ちなみにですが、電源ボタン長押しなどのジェスチャー操作で「Google アシスタント」or「Gemini」を起動する場合は、この切り替え画面は表示されずダイレクトに「Google アシスタント」or「Gemini」が起動します。

2024 年 4 月上旬現在謎の動きを見せている Android 版「Gemini」ですが、「Google アシスタント」アプリをインストールしている場合に、現時点では日本向けに未公開の Android 版「Gemini」アプリのインストールをなぜか求められたりすることもあるため、この辺の仕様が不具合を起こしていると予想します。つまり、Android 版「Gemini」アプリが提供されている地域ではこの謎の動きは起こらず、通常通り Android 版「Gemini」が起動しているはず。

また、「Google アシスタント」アプリをアンインストールすると Android 版「Gemini」アイコンもドロワーなどから消えるため、結果的に切り替え画面も表示されなくなります。そもそも日本国内における Android 版「Gemini」は「Google アシスタント」アプリではなく「Google」アプリに依存しているので、「Google アシスタント」アプリをアンインストールしても特に問題はありません。

つまり今回の Android 版「Gemini」の謎の動きは、Android 版「Google アシスタント」アプリのサポートがそろそろ終了し、そして日本国内向けに Android 版「Gemini」アプリが提供されるという予兆の可能性も。とりあえず、いちいち表示される切り替え画面がきになる場合は、Android 版「Google アシスタント」アプリをアンインストールするというのも一つの手です。