この記事のポイント
- 「Gmail」における迷惑メール報告 / 購読解除の UI 刷新がついに提供開始
- Android / iOS / WEB 版「Gmail」共通で一斉に提供
- ただしプラットフォームで名称が異なっていたり一貫していなかったり
Google は 2024 年 1 月中旬、グループウェア「Google Workspace」のメールサービス「Gmail」における迷惑メール報告 / 購読解除をより簡単にする新しい UI を提供すると発表。
そしての「Gmail」の UI 刷新が、2024 年 1 月 29 日(月)前後についに提供開始されました。この UI 刷新は、Android / iOS / WEB 版「Gmail」共通で一斉に提供されています。
「Gmail」では以前より、メールマガジンなどで一日に 5,000 通以上のメールを送信する企業等のアカウントに対して、「DKIM 認証」の対応とワンクリック購読解除機能実装、明確なスパムレートのしきい値の適用の 3 つを軸とした新要件を導入し、スパムメールの排除はもちろんエンドユーザーが不要なメールを簡単に受信拒否しないよう設定できるようになっています。「Gmail」の UI 刷新は、その新要件導入に付随する内容です。
WEB 版「Gmail」では受信メールのスレッドリストホバーアクションに購読解除ボタンが配置され、スレッドリストから簡単にメールの購読解除ができるようになっています。また Android / iOS 版「Gmail」アプリでも、[︙(三点リーダー)]に購読解除ボタンが新設されています。
ただ注意していただきたいのは、WEB 版「Gmail」における購読解除ボタンは[配信停止]となっている一方で、Android 版「Gmail」アプリでは[メールをブロック]、iOS 版「Gmail」アプリでは[登録解除]と、プラットフォームによってボタンの名称が異なる点です。なぜ統一しなかったのか。Google って、たまにこういうことありますよね。
このほか、メールマガジンなど受信したメールに対してユーザーが迷惑メール報告を行うかそれとも購読解除を行うかのポップアップメニュー内の説明文も明確化され、より的確な選択ができるようになっています。これは、スパムメールではないにもかかわらず迷惑メール報告されてしまうとその送信メールアドレスに悪影響を及ぼしてしまうためで、それを防ぐための施策です。
ユーザー自身が配信を許可したにもかかわらず受信不要になったメールマガジンなどは、迷惑メール報告を行うのではなく、購読解除を行うことが推奨されます。ちなみにこちらは、WEB 版「Gmail」と iOS 版「Gmail」アプリでは[登録解除]、Android 版「Gmail」アプリでは[メールをブロック]で、統一されていないし一貫もされていません。ほんと、Google ってたまにこういうとこありますよね。
統一しろ。
「Gmail」アプリリンク
Source:Google
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