この記事のポイント
- 「note」にて、公開しているテキストコンテンツが生成 AI の学習データとして利用された際に対価を得られる新しい収益化プログラム「AI 学習対価還元プログラム」が、予告通り開始
- クリエイターが「note」で公開しているテキストコンテンツが生成 AI の学習データとして利用された際に対価が発生し、銀行振込や「Amazon ギフトカード」として支払われる新しい収益化プログラム
- 「AI 学習対価還元プログラム」に参加している場合、無料記事はもちろん、有料記事やメンバーシップ特典として公開されている記事のテキスト部分も「AI 学習対価還元プログラム」の対象範囲に
ポッドキャスト(音声解説)
メディアプラットフォーム「note」にて本日 2025 年 8 月 1 日(金)より、公開している「note」テキストコンテンツが「ChatGPT」や「Gemini」などの生成 AI の学習データとして利用された際に対価を得られる新しい収益化プログラム「AI 学習対価還元プログラム」が、予告通り開始されました。
「AI 学習対価還元プログラム」は、クリエイターが「note」で公開しているテキストコンテンツが生成 AI の学習データとして利用された際に対価が発生し、銀行振込や「Amazon ギフトカード」として支払われる新しい収益化プログラムです。クリエイターは公開しているコンテンツを生成 AI に渡すかどうかも、記事単位で設定可能です。
注意していただきたいのは、「AI 学習対価還元プログラム」に参加している場合、過去の無料記事はもちろん、有料記事やメンバーシップ特典として公開されている記事のテキスト部分も「AI 学習対価還元プログラム」の対象範囲となる点です。そのため、有料記事やメンバーシップ特典として公開している記事を「AI 学習対価還元プログラム」に含みたくない場合は、その記事の「AI 学習対価還元プログラム」参加設定を OFF にするようにしてください。
このほか、「note」公開コンテンツ全体を生成 AI の学習データとして渡したくない場合は、アカウント設定にてオプトアウト設定「生成 AI の学習に拒否意向を示す」を ON にすることで、「note」公開コンテンツ全体を生成 AI 学習データとして渡さないよう意向を示すことができます。
Source:note
よくある質問
「AI 学習対価還元プログラム」とは何ですか?
「AI 学習対価還元プログラム」は、クリエイターが「note」で公開しているテキストコンテンツが「ChatGPT」や「Gemini」」などの生成 AI の学習データとして利用された際に対価を得られる、新しい収益化プログラムです。
「AI 学習対価還元プログラム」はいつから開始されましたか?
2025 年 8 月 1 日(金)から開始されました。
「AI 学習対価還元プログラム」の対象となるコンテンツは何ですか?
noteに投稿されたすべてのテキストコンテンツが対象です。これには、無料記事、有料記事、メンバーシップ特典として公開されている記事のテキスト部分が含まれます。画像、音声、動画、コメントは対象外です。また、2025 年 6 月 18 日以前に公開された過去の記事も対象となります。
「AI 学習対価還元プログラム」の参加設定はどのようになっていますか?
本プログラムはデフォルトで「参加する」に設定されています。ただし、アカウント全体、または記事単位で設定を変更し、AI 学習へのデータ提供を希望しないことも可能です。アカウント全体の設定と記事単位の設定が異なる場合は、記事の設定が優先されます。すでに「AI 学習に対して意向(オプトアウト)を示せる機能」を ON にしている場合は、本プログラムの初期設定は「オフ(参加しない)」となります。
有料記事やメンバーシップ特典記事を「AI 学習対価還元プログラム」の対象から外すことはできますか?
はい、可能です。有料記事やメンバーシップ特典として公開している記事を本プログラムに含みたくない場合は、その記事の「AI 学習対価還元プログラム」参加設定を OFF に設定してください。
「AI 学習対価還元プログラム」で得た収益はどのように支払われますか?
銀行振込または「Amazon ギフトカード」として支払われることが想定されています。還元額や最初の還元時期は現時点では未定で、収益が発生し次第順次還元され、対象者には個別に連絡されます。
「AI 学習対価還元プログラム」の還元額はどのように決まりますか?
記事の PV 数、スキ数、文字数、構成、表現、専門性などを元に、AI学習データとしての有用性を総合的に評価して決定されますが、評価基準の詳細は公表されていません。
「AI 学習に対して意向(オプトアウト)を示せる機能」とは何ですか?
この機能は、クリエイターが自分のコンテンツを AI 事業者の学習に使われたくない場合に、その意向を表明できる機能です。この設定を ON にすると、AI 事業者がインターネット上の公開情報を巡回してデータを収集する「外部 AI による直接収集(クローリング)」をブロックできる可能性があります。
「AI 学習に対して意向(オプトアウト)を示せる機能」を設定するとどうなりますか?
クリエイターの意向を表明するための仕組みであり、設定すると AI 事業者がコンテンツを収集する際にブロックされる可能性があります。ただし、すべての AI 事業者がこの意向を必ず守ることを保証するものではありません。
「AI 学習に対して意向(オプトアウト)を示せる機能」はどのように設定できますか?
設定は Web からのみ可能です。PC またはアプリからアカウント設定を開き、「生成 AI の学習に拒否意向を示す」を ON にします。この設定は、アカウントに紐づくすべてのコンテンツに適用されます。
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