この記事のポイント
- 「総務省」、令和 6 年度第 4 四半期(2025 年 3 月末)時点電気通信サービス契約数及びシェアを公表
- 令和 6 年度第 4 四半期時点、MNO では NTT ドコモ / KDDI / ソフトバンクが前期比 / 前年同期比共にほぼ減少している一方で、楽天モバイルのみ増加
- MVNO では全体的に大きく増加中で、中でも「IIJ」が MVNO シェア率トップの 23.3% に
日本政府機関「総務省」は 2025 年 6 月 27 日(金)、電気通信事業報告規則の規定による電気通信事業者からの報告等に基づいた、令和 6 年度第 4 四半期(2025 年 3 月末)時点電気通信サービス契約数及びシェアを公表しました。
当記事では、今回「総務省」が公表した令和 6 年度第 4 四半期時点の電気通信サービス契約数及びシェアの中から、MNO(移動体通信事業者)/ MVNO(仮想移動体通信事業者)にフォーカスしてお送りします。令和 6 年度第 4 四半期時点、MNO では NTT ドコモ / KDDI / ソフトバンクが前期比 / 前年同期比共にほぼ減少している一方で、楽天モバイルのみ増加。MVNO では全体的に大きく増加中で、中でも「IIJ」が MVNO シェア率トップの 23.3% となりました。
移動体通信契約数は継続的に増加中
まず、ケータイ契約やモバイルルーターなどを合算した移動体通信契約数は 2025 年 3 月末時点で 2 億 2,391 万回線で、前期比 1.1% 増 / 前年同期比 2.9% 増と増加傾向にあります。
そのうちケータイ契約数は 2 億 2,379 万で、前期比 1.1% 増 / 前年同期比 3.4% 増。移動体通信契約数は、2020 年 3 月期以降継続的に増加中です。
MNO シェア率と推移
以下、NTT ドコモ / KDDI(KDDI グループ)/ ソフトバンク / 楽天モバイルの、MNO シェア率と推移です。
NTT ドコモ / KDDI / ソフトバンクは前期比 / 前年同期比共にほぼ減少している一方で、楽天モバイルのみ前期比 / 前年同期比共に増加しています。つまり楽天モバイルは、徐々にシェア率を伸ばしています。
■NTT ドコモ |
・単純シェア率 33.9% / MVNO 回線を含むと 40.2% ・前期比 0.3 ポイント減↓ / 前年同期比 0.9 ポイント減↓ |
■KDDI(KDDI グループ) |
・単純シェア率 26.7% / MVNO 回線を含むと 31.3% ・前期比 0.5 ポイント減↓ / 前年同期比 0.5 ポイント減↓ |
■ソフトバンク |
・単純シェア率 19.2% / MVNO 回線を含むと 24.5% ・前期比 0.1 ポイント↑ / 前年同期比 0.2 ポイント減↓ |
■楽天モバイル |
・単純シェア率 3.2% / MVNO 回線を含むと 4.0% ・前期比 0.1 ポイント増↑ / 前年同期比 0.5 ポイント増↑ |
MVNO 契約数 / シェア率 / 推移
MVNO 契約数は 3,801 万回線で、前期比 5.1 %増↑ / 前年同期比 10.3% 増↑。
MNO と比較した MVNO 全体のシェア率は 17.0% で、前期比 0.6 ポイント増↑ / 前年同期比 1.1 ポイント増↑。移動体通信の中でも、特に MVNO は着実に増加中です。
特に MVNO の SIM のみ契約では、契約するウ 1,775 万回線で前期比 1.3% 増↑ / 前年同期比 8.5% 増↑ と、大きく増加しています。中でも「IIJ(インターネットイニシアティブ)」が、MVNO シェア率トップの 23.3%(前期比 0.9 ポイント増↑)です。
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