この記事のポイント
- Google、「Google パブリッシャー」向けに「オンラインカジノ」などのオンラインギャンブルに関する規定を更新
- オンラインギャンブル関連コンテンツの配信が許可されていない国または地域に向けてオンラインギャンブル関連のコンテンツを配信した場合に規制が適用
- 日本において、「オンラインカジノ」による賭博は犯罪です!
Google は 2025 年 3 月 1 日(土)、Google 関連サービスを活用している WEB メディアやアプリなどのコンテンツクリエイター(Google パブリッシャー)向けに、「オンラインカジノ」などのオンラインギャンブルに関する規定を更新しました。
「Google パブリッシャー」向けのオンラインギャンブル関連規定更新は、オンラインギャンブル関連コンテンツの配信が許可されていない国または地域に向けてオンラインギャンブル関連のコンテンツを配信した場合に、規制が適用されるという内容です。要は、オンラインギャンブル関連コンテンツの配信が許可されている国または地域からオンラインギャンブル関連コンテンツを配信した場合だとしても、その表示先がオンラインギャンブル関連コンテンツの配信が許可されていない国または地域だった場合に、規制が適用され「Google AdSense」「Google AdManager」などの Google 広告表示が制限されるということです。
そして今のところオンラインギャンブル関連コンテンツの配信が許可されている国または地域は、オーストラリア / ブラジル / カナダ / コロンビア / フランス / ドイツ / ギリシャ / アイルランド / イタリア / メキシコ / オランダ / フィリピン / 韓国 / スペイン / トルコ / 英国 / 米国、そして日本です。これらの国または地域ではオンラインギャンブル関連コンテンツの配信が許可されていますが、その表示先がオンラインギャンブル関連コンテンツの配信が許可されていない国または地域の場合は規制が適用され、Google 広告の表示が制限されます。
ただし、オンラインギャンブルに関する情報すべてに規制が掛かるわけではなく、オンラインギャンブルに対する注意喚起や法的解釈などの正しい情報を発信するコンテンツは、規制の対象とはなりません。あくまでも、「オンラインカジノ」への誘導や宝くじ / スクラッチカードの販売など、アフィリエイト広告配信も含めてオンラインギャンブルの広告宣伝を行っているコンテンツが規制適用の対象となります。
とはいえ、日本はオンラインギャンブル関連コンテンツの配信が許可されている国または地域に該当するものの、日本国内から「オンラインカジノ」に接続して賭博(とばく)を行うことは明確に犯罪(賭博罪)で、賭博をしていないとしても「オンラインカジノ」の広告宣伝やアフィリエイト広告を配信した場合は「賭博幇助(とばくほうじょ)」などの罪に問われます。つまり日本では、Google 広告の規制云々ではなく、オンラインギャンブルの広告宣伝自体が危険。
平素より AdSense をご利用いただきありがとうございます。
2025 年 3 月、Google は Google パブリッシャー向け制限コンテンツのオンライン ギャンブルに関する規定を更新します。この更新により、オンライン ギャンブル関連のコンテンツを表示することが許可されている国または地域の外にいるユーザーに同コンテンツを表示すると、規制が適用されるようになります。表示が許可されている国または地域は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、コロンビア、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、フィリピン、韓国、スペイン、トルコ、英国、米国です。
このメッセージは、上記のポリシーの更新についてお知らせするものです。現時点ではお客様側でのご対応は必要ございません。
よろしくお願い申し上げます。
Google AdSense チーム
当サイトにも以前、“親和性が高いから” として「オンラインカジノ」の広告宣伝依頼が来たことがあります。その際は、『モバイルガジェット関連情報を発信している当サイトとおたくの「オンラインカジノ」がどう親和性高いのか、こちらが納得できる回答をしてみろ』と言って追っ払いました。
日本において、「オンラインカジノ」による賭博は犯罪です!広告宣伝もダメ。
Source:Google
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