WEB/Android/iOS「Gemini Deep Research」正式展開

Google は 2025 年 2 月 18 日（火）、生成 AI サービス「Gemini」のプレミアムサービス「Gemini Advanced」における AI モデル「Gemini 1.5 Pro」ベースの新リサーチアシスタントモデルとして昨年 2024 年 12 月 11 日（水）に発表し WEB 版「Gemini」にて提供を開始した「Gemini Deep Research（1.5 Pro with Deep Research）」の、Android / iOS 版「Gemini」への展開開始を正式発表しました。

Android / iOS 版「Gemini」への「1.5 Pro with Deep Research」の展開は当初、2025 年 1 月下旬より展開開始と発表されていたのですが、Android 版「Gemini」は 2025 年 2 月 4 日（月）頃、iOS 版「Gemini」は 2025 年 2 月 14 日（金）頃に展開が開始されたことが確認されています。つまり遅延していたわけです。

そして Google は今回 2025 年 2 月 18 日（火）に、Android / iOS 版「Gemini」への「1.5 Pro with Deep Research」の展開を正式発表。結局遅れたわけですね。

ちなみに「Gemini Deep Research」は、Google AI「Gemini」だけでなく OpenAI が提供する「ChatGPT」など、他の生成 AI でも提供されていて、特に注目度の高い AI 言語モデルとなっています。Google も、ここ最近は特に「Gemini Deep Research」を強くアピールしている印象です。

「Gemini Deep Research」は、様々なトピックに対してレポートを作成する、調査支援型のエージェントモデルです。「Gemini Deep Research」に入力されたプロンプトをいくつかのリサーチ課題に分割しつつ、適切な情報が得られる WEB サイトを自動的に解析して抽出し、その WEB サイトの情報を要約し整理した複数ページにわたる包括的なレポートを作成してくれます。物事を徹底的に深くしっかりと調べたいときに便利な、非常に役立つ生成 AI モデルです。

例えば、特定商品のレビューやレポート、詳細スペックなどを調べる場合に、その商品の情報を発信しているコンテンツを一覧で抽出しつつ、総合的な評価や詳細スペックを分析してレポートとして作成してくれるわけです。作成されたレポートは、「Google ドキュメント」に保存することも可能。

ちなみに「Gemini Deep Research」のレポート作成は WEB サイトの抽出と情報の要約、整理が行われるため、瞬時に回答される通常のプロンプトとは異なり数分程度時間が掛かります。また、画像や「Google ドライブ」ファイルなどのアップロードには対応しておらず、完全にテキストによるプロンプトにのみの対応です。

Deep Research はオーブンウェブをブラウジングし、さまざまなソースからの情報を整理して包括的なレポートを提供します。

必要な情報を画期的な方法で入手できる Deep Research をぜひお試しください。

「Google Gemini」アプリリンク

Source：Google

追記

2025 年 2 月 18 日（火）辺りに、WEB / Android / iOS 版「Gemini」アプリにて AI モデル「1.5 Pro（Gemini 1.5 Pro）」「1.5 Flash（Gemini 1.5 Flash）」の提供が終了しました。