この記事のポイント
- 楽天グループ株式会社、2024 年度通期および第 4 四半期決算を発表
- 結果、「楽天モバイル」の 2024 年度業績は、まだ赤字とはなっているものの、その赤字幅は大幅に減少した模様
- 「楽天モバイル」全体の 2024 年度売上は、前年比 20.9% 増となる 4,407 億円、営業損失は Non-GAAP(会計基準に指標)2,089 億円で前年の営業損失 3,145 億円から 1,056 円改善
楽天グループ株式会社は 2025 年 2 月 14 日(金)、2024 年度通期および第 4 四半期決算を発表しました。
楽天グループの決算発表で気になるのは、やはりモバイル事業「楽天モバイル」の動向ですよね。結果、「楽天モバイル」の 2024 年度業績は、まだ赤字とはなっているものの、その赤字幅は大幅に減少した模様です。
■「楽天モバイル」2024 年度業績 |
・全体売上:4,407 億円(前年比 20.9% 増) ・全体営業損失:Non-GAAP 2,089 億円(前年の 3,145 億円から 1,056 円改善) ・MNO 事業単体売上:2,839 億円(前年比 26.2% 増) ・MNO 事業単体営業損失:Non-GAAP 2,163億円(前年の 3,013 億円から 850 億円改善) |
「楽天モバイル」全体の 2024 年度売上は、前年比 20.9% 増となる 4,407 億円となりました。営業損失は、Non-GAAP(会計基準に指標)2,089 億円で、前年の営業損失 3,145 億円から 1,056 円改善されています。営業損失は、前年と比べて約 2/3 となりました。
「楽天モバイル」MNO 事業単体の 2024 年度売上は、前年比 26.2% 増となる 2,839 億円に。これは、ユーザー一人当たりのデータ利用量が増えたためとしています。
「楽天モバイル」MNO 事業単体の 2024 年度営業損失は、Non-GAAP(会計基準に指標)2,163 億円で、前年の 3,013 億円から 850 億円改善。つまり、「楽天モバイル」のか各事業の中で、依然 MNO 事業が足を引っ張っている状態であることが伺えます。
ちなみに税金 / 利息 / 償却費などを引く前の利益(EBITDA)は 538 億円で、前年より 987 億円改善。
2024 年末時点の「楽天モバイル」全体契約回線数は 830 万回線で、1 年間で 177 万回線増加。そして「楽天モバイル」の 1 ユーザーあたりの平均売上額(ARPU)は、前四半期比 55 円増となる 2,856 円となりました。つまり、契約者数が増えつつ 1 人あたりの売り上げ単価も増加したために、売上が伸びて行っているということです。
「楽天モバイル」の今年 2025 年は、いよいよ 1,000 万回線の大台に乗りそうですね。2025 年中の黒字化は厳しそうですが、頑張って欲しいところ。
Source:楽天グループ
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