この記事のポイント
- Google、大規模言語モデル「Gemini」におけるこれまでで最も高性能な「Gemini 2.0」を発表
- 実験版としてパフォーマンスが強化された主力モデル「Gemini 2.0 Flash」が、「Google AI Studio」と「Vertex AI」を通して開発者向けに提供
- デスクトップ版「Gemini」ではチャットに最適化された実験的モデル「Gemini 2.0 Flash Experimental(2.0 Flash Experimental)」を選択して利用可能に
Google は 2024 年 12 月 11 日(水)、大規模言語モデル「Gemini」におけるこれまでで最も高性能な「Gemini 2.0」を発表しました。
今回発表された「Gemini 2.0」ではまず、実験版としてパフォーマンスが強化された主力モデル「Gemini 2.0 Flash」が、次世代マルチモーダル生成 AI 開発プラットフォーム「Google AI Studio」と、機械学習開発プラットフォーム「Vertex AI」を通して開発者向けに提供されます。またデスクトップ版「Gemini」においても、チャットに最適化された「Gemini 2.0 Flash」に対する実験的モデル「Gemini 2.0 Flash Experimental(2.0 Flash Experimental)」を選択して利用することが可能となっています。
Android / iOS 版「Google Gemini」アプリにおいても、間もなく「Gemini 2.0 Flash Experimental」を利用できるようになる模様。
ちなみに、「Gemini 2.0」主力モデル「Gemini 2.0 Flash」は「Gemini 1.5 Flash」を元に構築され、パフォーマンスが 2 倍に向上。画像 / 動画 / オーディオなどのマルチモーダル入力のサポートに加え、テキストと混合した生成画像や操作可能な多言語テキスト音声合成読み上げ(Text-to-Speech)といったマルチモーダル出力もサポートしています。
このほか、Google 検索における「Gemini 2.0」ベースの「AI による概要(AI Overview)」がテスト版として一部で開始され、2025 年初めにはさらに多くの Google 製品においても「Gemini 2.0」ベースの生成 AI 機能が提供される予定です。
Source:Google
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