この記事のポイント
- Google、「Gmail(デスクトップ版)」における生成 AI「Gemini」サイドパネルの「Google カレンダー」機能追加を発表
- デスクトップ版「Gmail」の「Gemini」サイドパネルにて、“来週最初のイベントは?” “毎週月曜日と木曜日の午前 11 時からパーソナルトレーニングのスケジュールを作成して” などと会話形式で指示することで、それに応じた返答がもらえたりアクションが実行されように
- 「Gemini」アドオンを利用している「Google Workspace」アカウントのほか、有料オンラインストレージサービス「Google One」の月額税込み 2,900 円プラン[AI プレミアム(2TB)]に加入しているメンバーシップ向けに提供
Google は 2024 年 11 月 13 日(水)、グループウェア「Google Workspace」のメールサービス「Gmail(デスクトップ版)」における生成 AI「Gemini」サイドパネルの「Google カレンダー」機能追加を発表しました。
デスクトップ版「Gmail」の「Gemini」サイドパネルでは、受信したメールの要約や検索機能、下書き作成など便利な機能を利用できるほか、「Google ドキュメント」「Google スプレッドシート」「Google スライド」「Google ドライブ」などのほか「Google Workspace」サービスと接続して様々なタスク実行に役立てることができます。そしてこの「Gmail」の「Gemini」サイドパネルに、新たに「Google カレンダー」機能が追加され、スケジュールの詳細確認や新規スケジュール作成を利用できるようになりました。
具体的には、デスクトップ版「Gmail」の「Gemini」サイドパネルにて、“来週最初のイベントは?” “毎週月曜日と木曜日の午前 11 時からパーソナルトレーニングのスケジュールを作成して” などと会話形式で指示することで、それに応じた返答がもらえたりアクションが実行されたりするようになります。ただし、スケジュールへのゲスト追加と招待メール送信や会議イベントへのファイル添付、不在時間の設定や会議室予約などの機能は、まだ利用することはできません。
デスクトップ版「Gmail」の「Gemini」サイドパネルは、「Gemini」アドオンを利用している「Google Workspace」アカウントのほか、有料オンラインストレージサービス「Google One」の月額税込み 2,900 円プラン[AI プレミアム(2TB)]に加入しているメンバーシップ向けに提供されています。一般の Google ユーザーには提供されていません。
ちなみにデスクトップ版「Gmail」の「Gemini」サイドパネルは、当初英語環境のみで提供されていましたが、2024 年 11 月上旬よりドイツ語 / イタリア語 / 韓国語 / ポルトガル語 / スペイン語 / フランス語そして日本語の合計 7 言語にも提供が拡大されています。
Source:Google
追記
「Gemini in Gmail」における「Google カレンダー」機能は、今のところ英語環境のみの提供となる模様です。
Gemini in Gmail を活用する
Gemini in Gmail を使用すると、次のことができます。
- メールスレッドを要約する。
- メールスレッドへの返信を提案する。
- メールの下書きを作成する。
- 過去のメールから情報を検索する。
- Google ドライブ内のファイルから情報を検索する。
- Google カレンダーの予定に関する情報を取得する(英語のみ)。
- Google カレンダーで予定を作成する(英語のみ)。
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