この記事のポイント
- Google、「Google I/O 2024」において発表しリニューアル提供を開始した「AI Overview(AI による概要)」の、展開拡大を発表
- 自動生成 AI 活用検索「SGE(Search Generative Experience)」として当初提供され、その後「Google I/O 2024」にて「AI による概要」としてリニューアル
- この「AI による概要」が、英国 / インド / インドネシア / メキシコ / ブラジル、そして日本の 6 か国に展開が拡大
Google は 2024 年 8 月 15 日(木)、2024 年 5 月 14 日(火)開催開発者向けイベント「Google I/O 2024」において発表しリニューアル提供を開始した「AI Overview(AI による概要)」の、展開拡大を発表しました。
「AI Overview(AI による概要)」は、2023 年の「Google I/O 2023」で発表された Google サービスの様々開発途中機能をお試しできる初期実験サービス「Search Labs」の中の自動生成 AI 活用検索「SGE(Search Generative Experience)」として当初提供され、その後「Google I/O 2024」にて「AI による概要」としてリニューアル。米国限定で Google 検索のデフォルトサービスとして提供が開始されていました。
そして今回この「AI による概要」が、英国 / インド / インドネシア / メキシコ / ブラジル、そして日本の 6 か国に展開が拡大され、各国現地の言語で提供が開始されました。これまでは「Search Labs」からオプトインすることで利用できていた「AI による概要」が、展開拡大国でも Google 検索のデフォルトサービスとしてオプトイン不要で提供されます。
「AI による概要」は、検索キーワードに関する回答内容を様々な WEB サイトから引っ張ってきて、Google 検索上部にわかりやすい概要として表示してくれる便利機能です。要は、検索キーワードに対応する WEB サイトを表示することなく、ユーザーは簡単に的確な回答を得ることができます。
この手軽さにより米国では「AI による概要」が頻繁に使用され、ユーザー満足度も高まっているデータが出ている模様。また、18 ~ 24 歳のいわゆる「Z 世代」からの「AI による概要」経由の流入も高まっている模様です。
コンテンツクリエイターにとっては流入を減らす “悪” とみなされがちな「AI による概要」ですが、「AI による概要」からの流入も意識して WEB サイト / WEB コンテンツを制作することで、逆に流入が増えていくかもしれないですね。Google によると「AI による概要」からの流入は、一般的な流入に比べて “高品質” となることも明かされているので、尚更「AI による概要」は今後も重要な要素となってくると予想されます。
Source:Google
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