この記事のポイント
- Google、大規模言語モデル「Gemini 1.5 Pro」のアップデートを発表
- 翻訳 / コーディング / 推論などの主要ユースケースにわたる一連の品質が改善
- 大規模言語モデルファミリー「Gemini 1.5 Flash」の 2024 年 6 月中提供も発表
Google は 2024 年 6 月 27 日(木)、生成 AI サービス「Gemini」のメンバーシップ向けアップグレード版「Gemini Advanced」に実装されている大規模言語モデル「Gemini 1.5 Pro」のアップデートを発表しました。
今回発表された「Gemini 1.5 Pro」のアップデート内容は、翻訳 / コーディング / 推論などの主要ユースケースにわたる一連の品質改善です。2024 年 6 月 27 日(木)発表同日よりアップデートが提供され、これまでよりもより幅広く複雑なタスクの実行ができるようになります。
開発者向けに提供されている「Gemini 1.5 Pro」ではユーザーフィードバックに基づいて、ビデオ フレーム抽出と並列関数呼び出しの 2 つの新しい API 機能も導入。一度に複数の関数を呼び出すことができるなど、長いコンテキスト処理の向上とコスト削減が実現します。
また同時に、2024 年 5 月 14 日(火)開催開発者向けイベント「Google I/O 2024」にて発表された大規模言語モデルファミリー「Gemini 1.5 Flash」の 2024 年 6 月中提供も発表されました。「Gemini 1.5 Flash」は小型で軽量な言語モデルで、応答速度も早く、高頻度で実行されるタスク向けに最適化されています。
このほか、開発者 / 研究者向けのオープン生成 AI モデルとして 2024 年 2 月に発表された「Gemma」の、第 2 世代となる「Gemma 2」の正式リリーズも発表されました。「Gemma 2」は第 1 世代の「Gemma」よりも高性能で推論効率が向上しつつも、安全性も大幅に向上しています。
Source:Google
コメントを残す