この記事のポイント
- Google、「Gmail」に対する「Workspace」向け生成 AI 機能「Gemini for Workspace」の導入を発表
- メール要約 / スマートリプライ / Q&A の 3 つの新機能が提供
- メール要約は[AI プレミアム(2TB)]メンバーシップ向けにも提供へ
Google は 2024 年 5 月 14 日(火)、同日開催した開発者向けイベント「Google I/O 2024」において、メールサービス「Gmail」にグループウェア「Workspace」向け生成 AI 機能「Gemini for Workspace」を導入すると発表しました。
「Gmail」に導入される「Gemini for Workspace」では、メール要約 / スマートリプライ / Q&A の 3 つの新機能が提供されます。また機能に応じて、提供範囲が異なります。
メール要約
「Gemini for Workspace」の「Gmail」メール要約機能は、「Gemini」によって分析された受信メールやメールスレッドのハイライトを確認できる便利機能です。
メールスレッド上部に表示される[要約]ボタンをタップするだけで、ハイライトが表示されます。特に、長文表示が難しいモバイル向け「Gmail」アプリなどで役立つ機能です。
「Gemini for Workspace」の「Gmail」アプリメール要約機能は、「Workspace」アカウント向け生成 AI サービス「Gemini for Google Workspace」と「Google One」AI プレミアムプラン[AI プレミアム(2TB)]メンバーシップ向けに、2024 年 6 月に提供予定です。
スマートリプライ
「Gemini for Workspace」の「Gmail」スマートリプライは、「Gemini」によって分析されたメールスレッドのコンテキストに基づいて、詳細で微妙なニュアンスの返信候補が提案される機能です。
この機能は、「Workspace」アカウント向け生成 AI サービス「Gemini for Google Workspace」アカウントに対し、2024 年 7 月からデスクトップ版「Gmail」と Android / iOS 版「Gmail」アプリに提供されます。
Q&A
「Gemini for Workspace」の「Gmail」Q&A では、「Gmail」上に表示される「Gemini」アイコンをタップ or クリックすることで、[このメールの要約][次のステップのリスト][返信の提案]などの便利なオプションを表示してくれます。
Android / iOS 版「Gmail」アプリでも、デスクトップ版「Gmail」のようにメール要約を簡単に利用できる点が特徴。また、具体的なリクエストをプロンプトボックスに入力することも可能です。
「Gemini for Workspace」の「Gmail」Q&A は、「Workspace」アカウント向け生成 AI サービス「Gemini for Google Workspace」アカウントに対し、2024 年 7 月からデスクトップ版「Gmail」と Android / iOS 版「Gmail」アプリに提供されます。
Source:Google
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