この記事のポイント
- IT 専門調査会社 IDC の分析担当副社長 Francisco Jeronimo 氏が Fossil のスマートウォッチ市場シェア情報を SNS で公開
- Fossil 製スマートウォッチ総販売台数は 1,900 万台近くで市場全体のシェア率はわずか 2.2% 程度
- 一方 2015 年から 2023 年までの Apple Watch は出荷台数は 2 億 4,800 万台
先日、スマートウォッチ市場からの撤退確定が報じられた、米国アクセサリーメーカー Fossil。
Fossil は、2015 年 11 月に初の Wear OS(当時 Android Wear )スマートウォッチとして「Q Founder」を海外で発売し、2017 年には Android Wear 第二弾「Q Wander」「Q Marshal」でついに日本国内でも展開。その後は 2021 年に発売した「Gen 6」シリーズまで、国内外で Android Wear / Wear OS スマートウォッチやハイブリッドスマートウォッチを展開し続けてきました。
がしかし、世界における Fossil のスマートウォッチ市場シェアは、全体的にあまり振るわなかった模様です。
IT 専門調査会社 IDC の分析担当副社長 Francisco Jeronimo 氏(@fjeronimo)は 2024 年 1 月 29 日(月)、Fossil のスマートウォッチ市場シェア情報を SNS で公開しました。それによると、2015 年から 2023 年までの Fossil 製スマートウォッチ総販売台数は、1,900 万台近くとなったとのこと。この数値は、市場全体のわずか 2.2% 程度となった模様です。
ちなみに Fossil のスマートウォッチ市場シェア率が最高となったのは、2017 年で 6.7% です。この頃 Fossil は、Android Wear 2.0 スマートウォッチ「Q Explorist」「Q Venture」「Q Control」を国内外で展開しています。
ただ一方で、同時期(2015 年から 2023 年まで)の Apple Watch 出荷台数はというと、なんと 2 億 4,800 万台。Fossil 製スマートウォッチは Apple Watch に対して、13 分の 1 程度の販売台数でフィニッシュとなりました。
これらの数値から見てみても、Fossil のスマートウォッチ戦略はかなり苦戦したことが伺えます。もちろん市場シェア率よりも利益の方が大事ではありますが、撤退するということはその結果も日を見るよりも明らかです。
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