- Google、Android デバイス向けに展開を開始した新機能を紹介する「Android Drop」の 2026 年 6 月版を公開。
- 「Gemini」の進化や生産性向上ツールなどを含む合計 12 個の新機能が発表。
- 新世代 Android OS「Android 17」メジャーアップデートの近日登場も予告。
Google は現地時間 2026 年 6 月 2 日(火)、Android デバイス向けに展開を開始した新機能を紹介する「Android Drop」の 2026 年 6 月版を公開しました。
2026 年 6 月版「Android Drop」では、「Gemini」の進化や生産性向上ツールなどを含む合計 12 個の新機能が発表されています。また、新世代 Android OS「Android 17」メジャーアップデートの近日登場も公式に予告されました。
There are even more exciting updates coming soon in Android 17.
June Android Drop: Google Photos wardrobe and more
なお、Google Pixel デバイス向け新機能は「Pixel Drop」となる一方で、Android デバイス向け新機能はこれまで「New Android Features」や「New on Android」など様々に呼ばれてきましたが、結局「Android Drop」に落ち着いた模様です。
「偽電話検出」
「偽電話検出(Fake call detection)」は、詐欺師がユーザーの家族や友人などの信頼している連絡先を偽装して電話を掛けてきた場合に、偽の電話番号であることを検知して警告を表示し、なりすまし詐欺被害を未然に防ぐ機能です。
相手が電話を掛けてきた場合に、バックグラウンドで「RCS(Rich Communication Services)」技術による発信側と着信側の検証が行われる仕様で、なりすましを検出すると即座に警告を表示します。

「偽電話検出」は、Android 12 以降の Android デバイスにて、「Google の電話アプリ」を利用している場合にグローバルで利用可能です。ただし条件として、デバイスに「Google の電話アプリ」「連絡先」「Google メッセージ」がインストールされており、かつ「RCS」機能が有効である必要があります。
「Google の電話アプリ」リンク

「かこって検索」複数オブジェクト認識
「かこって検索(Circle to Search)」における複数オブジェクトの認識は、2026 年 2 月の「Pixel 10」シリーズ向けに展開された機能と同様の機能です。
「かこって検索」にてかこった部分に写るそれぞれのオブジェクトが複数認識され、その複数オブジェクトごとに検索結果が表示されます。現時点では、トップス / ボトムス / 靴 / バッグなどのアパレル関連製品の複数認識に対応しています。
この「かこって検索」における複数オブジェクト認識は、Android 14 以降を搭載する「かこって検索」対応 Android デバイスで利用可能です。
「Google」アプリリンク

Google フォト「ワードローブ」
「Google フォト」の「ワードローブ」は、2026 年 4 月末に、2026 年夏の展開が予告されていたデジタルクローゼット機能です。
ユーザーの写真ライブラリから過去の写真に写るファッションアイテムを AI が自動的に記録し、「コレクション」タブ内に新設される「ワードローブ」として、デジタルクローゼットを作成してくれます。「ワードローブ」では、ジュエリー / トップス / ボトムスなどのファッションアイテムカテゴリーごとに整理されます。
また、ファッションアイテムを自由に組み合わせてコーディネートを作成したり、作成したコーディネートのバーチャル試着も可能です。コーディネートやバーチャル試着は、保存や共有が可能です。
「Google フォト」の「ワードローブ」は、2026 年 6 月第 2 週より、米国 / インド / ブラジルの Android 10 以降を搭載する Android デバイス向けに順次展開されます。ただし、まずは「Google AI Pro」「Google AI Ultra」メンバーシップ向けの展開です。
また今後、iOS 版「Google フォト」アプリにも展開予定です。
「Google フォト」アプリリンク

子ども向け「緊急情報サービス」機能
Android 用「緊急情報サービス(Personal Safety)」アプリに、13 歳未満の子ども向けの安全機能が近日展開されます。
「緊急情報サービス」アプリの子ども向け機能では、医療情報や緊急連絡先を設定できることはもちろん、「安全確認」「緊急事態の共有」「緊急 SOS」「自動車事故検出」も利用可能です。「緊急情報サービス」アプリの子ども向け機能は、世界中で展開されます。
ただし、キューバ / イラン / 北朝鮮を除く地域での展開となるほか、Samsung デバイスには展開されません。
「緊急情報サービス」アプリリンク

Google Play ブックス「インサイト」機能
Android 用電子書籍アプリ「Google Play ブックス」がアップデートされ、読んでいるページの AI 要約や、その電子書籍のテーマ / 背景 / 登場人物などの深掘り情報などを取得できる AI コンパニオン機能「インサイト(Insights)」機能が展開されます。
「Google Play ブックス」の「インサイト」機能では、「Catch me up」機能を使ってこれまでに読んだ内容の要約を取得したり、ページを離れることなく本のテーマ / 背景 / 登場人物について AI に質問して深掘りしたり、特定のテキストをハイライトして直接質問を投げかけることが可能です。「Google Play ブックス」の「インサイト」機能は、現時点では一部の英語タイトルのみが対応しています。
「Google Play ブックス」アプリリンク

Quick Share「AirDrop」相互共有
Android 近距離ファイル共有機能「Quick Share」が、Apple 近距離ファイル共有機能「AirDrop」との相互のファイル共有に対応しました。
「Quick Share」と「AirDrop」の相互ファイル共有は、現在一部の Android デバイスが対応しています。

「Google Play 開発者サービス」アプリリンク

「絵文字キッチン」バリエーション拡充
絵文字と絵文字を組み合わせて新しい絵文字を作成できる「絵文字キッチン」のバリエーションが、新たに拡充されました。
「絵文字キッチン」は、Android 版「Gboard」アプリで利用可能です。
「Gboard」アプリリンク

「Gemini / Gemini Live」アップデート
「Gemini」アプリがアップデートされ、重要な情報を記憶するようになるほか、リアルタイムのマップ / 天気カード / 提示 / ビジュアルの自動生成といった、インタラクティブな強化された応答が提供されるようになります。
また直感的会話サービス「Gemini Live」もアップデートされ、音声会話とテキスト入力をシームレスに切り替えることができるようになります。これらは、Android 9 以降を搭載する Android デバイスに展開されます。
Gemini「パーソナル インテリジェンス」
「Gemini」アプリに、よりユーザーに寄り添った回答を生成できるようになる「パーソナル インテリジェンス(Personal Intelligence)」機能が展開されます。
「パーソナル インテリジェンス」の「アプリ連携」を設定することで、「Gmail」「Google フォト」「YouTube」といった Google アプリから、ユーザーの興味 / 関心に基づいた応答が展開されるようになります。なお「パーソナル インテリジェンス」は、韓国 / 欧州経済領域(EEA)/ 英国 / スイス / ナイジェリアを除くグローバルで展開されています。
「Google Meet」音声翻訳機能
「Google Meet」でのビデオ通話中に、「マイボイス翻訳」と同様のリアルタイム音声翻訳機能(Speech translation)が展開されます。
リアルタイム音声翻訳機能最大の特徴は、言葉をただ翻訳するだけでなく、スピーカーの声 / トーン(声色)/ 感情表現を保持したまま翻訳音声が流れる点で、ニュアンスを損なうことのない自然な多言語コミュニケーションが実現します。翻訳は、英語と、スペイン語 / ポルトガル語(ブラジル)/ イタリア語 / ドイツ語 / ヒンディー語 / フランス語の間で相互に行えます。
「Google Meet」リアルタイム音声翻訳機能を利用するには、会議の参加者のうち少なくとも 1 人が「Google AI Pro」「Google AI Ultra」メンバーシップの必要があります。
「Google Meet」アプリリンク

Google ドライブ / Files by Google「複数ページ一括スキャン」
「Google ドライブ」「Files by Google」アプリに、カメラを向けるだけで、複数ページの書類をまとめてスキャンして読み込むことができる「複数ページ一括スキャン」機能が展開されます。
カメラを向けたままノートのページをめくったり、領収書を並べたりなどするだけで、次々に自動でスキャンを行ってくれる便利機能です。AI がバックグラウンドで影の除去や画像補正を行ってくれるほか、同じページが重複して取り込まれないよう自動制御もしてくれます。
この「Google ドライブ」「Files by Google」アプリの「複数ページ一括スキャン」機能は、8GB RAM 以上を搭載する Android デバイスで利用可能です。また、「スキャナー」機能が統合されている Google Pixel デバイスデフォルトカメラアプリ「Pixel カメラ」でも利用可能です。

「Google ドライブ」アプリリンク

Find Hub「位置情報共有」通知機能
Google のデバイス位置特定 / 位置情報共有サービス「Find Hub」アプリに、「リアルタイム位置情報の共有」の出発 / 到着通知機能「位置情報に関する通知を受け取る」が展開されます。
「位置情報に関する通知を受け取る」では、「ユーザー A」が「ユーザー B」に対して「リアルタイム位置情報の共有」の位置情報共有を開始した際に、「ユーザー B」側が「位置情報に関する通知を受け取る」を利用することで、「ユーザー A」が「リアルタイム位置情報の共有」を開始した位置から出発した場合と、「ユーザー B」側が指定した位置に「ユーザー A」が到着した場合に通知が送信されます。たとえば子供が学校から帰る際に「リアルタイム位置情報の共有」を開始し、親御さんが「位置情報に関する通知を受け取る」を ON にした場合、子供が学校から出発した際と家に到着した際に、親御さん側にそれぞれ通知されるわけです。
「位置情報に関する通知を受け取る」では、出発時は「リアルタイム位置情報の共有」を開始したユーザーが現在地から離れた場合に通知されますが、到着に関しては「リアルタイム位置情報の共有」にて位置情報を共有された側が住所やマップから到着位置を指定することができます。また、到着判定エリアは、半径 150m ~ 5km の間で指定可能です。
「リアルタイム位置情報の共有」の「位置情報に関する通知を受け取る」は、「Google マップ」の「現在地の共有」ではかなり以前から搭載されている機能と同様の機能です。北朝鮮と中国を除くグローバルで展開されます。
「Find Hub」アプリリンク

Source:Google(https://blog.google/products-and-platforms/platforms/android/android-drop-june-2026/)

















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