当サイト「Jetstream」管理人兼ライターの石井順です。いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
当サイト、今も昔もオープンソースコンテンツ管理システム (CMS)「WordPress」で運営していますが、実は 2025 年 1 月中旬に(また)存続の危機に面していました。それは、記事投稿画面(エディター)に突如予期しないエラーが表示されるようになり、記事投稿ができなくなってしまったためです。
2025 年 1 月 20 日(月)現在、無事そのエラーも解消され今では記事投稿もできるようになり、今まで通りサイト運営もできるよう完全復旧しています。ということで、同じエラーに悩まされる人がいるかもしれないので、今回記録として当記事を公開させていただきます。
エディターで予期しないエラーが発生しました
その予期しないエラーのエラー文は、以下の通り。なんのこっちゃわからず。(一部ぼやかしています)
TypeError: Cannot read properties of null (reading 'toString')
at wL (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/components.min.js?ver=xxx)
at n (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/components.min.js?ver=xxx)
at t.get (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/components.min.js?ver=xxx)
at t.render (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/components.min.js?ver=xxx)
at br (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/vendor/react-dom.min.js?ver=xxx)
at yr (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/vendor/react-dom.min.js?ver=xxx)
at Qs (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/vendor/react-dom.min.js?ver=xxx)
at wl (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/vendor/react-dom.min.js?ver=xxx)
at bl (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/vendor/react-dom.min.js?ver=xxx)
at yl (https://jetstream.blog/wp-includes/js/dist/vendor/react-dom.min.js?ver=xxx)
今の時代、「Gemini」や「ChatGPT」などの生成 AI が出てきてくれたおかげで、意味不明な文字列でも生成 AI に投げればだいたいわかりやすく要約してくれますし、修正案まで提示してくれます。しかし今回は、エラーが発生している該当ファイルも含めて生成 AI に投げても、まったその糸口が掴めない状況でした。
が、困ったときにいつも助けてもらっている WEB マーケター 喜田真太朗さん(@kidashintaro)に連絡し、この予期しないエラーの復旧をお願いしました。そして喜田さんのおかげで、数日で復旧。良かった。
喜田さん、いつも本当にありがとうございます。
「Site Kit by Google」に壊された
今回の予期しない「WordPress」エラーの原因は、データベースが壊れていたためでした。
そしてそのデータベースが壊れる要因となったのは、Google が提供している公式プラグイン「Site Kit by Google」。喜田さんによると、「Site Kit by Google」プラグインが v1.144.0 に更新されるタイミングで、データベースが壊れた模様とのことでした。つまり、「Site Kit by Google」プラグインにデータベースを壊されました。
なので、その壊れたデータベース部分を補修してもらったら、無事復旧したという流れです。ちなみに、別の「WordPress」サイトでは「Site Kit by Google」プラグインを v1.144.0 に更新しても特に問題がなかったため、「Site Kit by Google」プラグインを v1.144.0 にて必ずデータベースが壊されるわけではない模様。
その具体的な詳細までは不明で未特定ではありますが、とにかく「Site Kit by Google」プラグイン v1.144.0 への更新のタイミングで壊れたデータベースを補修したら、無事に復旧したわけです。これには、テーマやそのほかのプラグイン、はたまたサーバーや PHP バージョンなどの組み合わせによるものと予想されるため、その具体的な詳細までは今回特定できていません。
逆に言えば、「Site Kit by Google」プラグインに限らず、「WordPress」やテーマ / プラグインの更新などのタイミングでデータベースが壊れる可能性があるということです。
こまめなバックアップを必ず
今回当サイトが(また)存続の危機に面したわけですが、これは本来、こまめなバックアップなど日々の心がけによって回避できることです。
当サイトの管理人である私(石井順)がその心がけを怠ったために、今回無駄な存続の危機に面してしまったわけですね。なので、同じく「WordPress」でサイト運営を行っている方々に、以下の 3 つのことを強くお伝えしたい。
以下の 3 つを怠らなければ、万が一のときでもなんとかなります。
- 「WordPress」/ テーマ / プラグインは自動更新を OFF にして手動更新にする
- 「WordPress」/ テーマ / プラグイン更新前には必ずバックアップを取っておく
- 毎週 or 毎日、「WordPress」の定期バックアップを必ず行う
ちなみに私がバックアップで利用しているのは、「All-in-One WP Migration and Backup」プラグインです。基本有料ですが、バックアップも復元もお手軽簡単です。
「All-in-One WP Migration and Backup」プラグインはドメイン変更時などの「WordPress」の引っ越しも簡単なので、私個人的には結構オススメ。また、「WordPress」で困ったことがあれば、ぜひ喜田真太朗さん(@kidashintaro)に相談してみてください。とても心強い方です。
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