この記事のポイント
- Google、Android 6.0 Marshmallow 以降の Android デバイス提供している「不明なトラッカー アラート」に、2 つの新機能を追加すると発表
- 「不明なトラッカー アラート」は、例えば第三者によって作為的に仕込まれた「AirTag」などの Bluetooth スマートタグによる悪意ある位置特定が検出された場合に、即座にユーザーに通知して知らせてくれるプライバシー保護機能
- 位置情報の一時停止機能と、意図せず仕組まれた Bluetooth スマートタグの位置検索機能「付近の検索」の、2 つの新機能が追加
Google は 2024 年 12 月 11 日(水)、Android 6.0 Marshmallow 以降の Android デバイスに対して約 1 年半前の 2023 年 7 月より提供を開始した、第三者による Bluetooth トラッカー悪用位置追跡に対する注意アラート機能「不明なトラッカー アラート」に、2 つの新機能を追加すると発表しました。
Android の「不明なトラッカー アラート」は、例えば第三者によって作為的に仕込まれた「AirTag」などの Bluetooth スマートタグによる悪意ある位置特定が検出された場合に、即座にユーザーに通知して知らせてくれるプライバシー保護機能です。知らない間に Bluetooth スマートタグがバッグなどに仕込まれると、ユーザーが意図しない状況で位置情報が特定されてしまうのですが、その仕込まれた Bluetooth スマートタグとユーザー保有のスマートフォンが非ペアリング状態にあるにもかかわらず同じ位置情報や移動情報が検出される状態となるため、それが不自然な動きとしてアルゴリズムによって検知され、そして「不明なトラッキング アラート」として通知されるわけです。
そしてこの Android「不明なトラッカー アラート」に、位置情報の一時停止機能と、意図せず仕組まれた Bluetooth スマートタグの位置検索機能「付近の検索」の、2 つの新機能が追加されます。
位置情報の一時停止機能は、「不明なトラッカー アラート」が通知された場合に、位置情報の更新を最大 24 時間停止して位置情報の特定をされなくする機能です。意図せず仕組まれた Bluetooth スマートタグを発見して無効化するまで、位置情報を一時停止できるわけです。
意図せず仕組まれた Bluetooth スマートタグの位置検索機能「付近の検索」は、仕組まれた Bluetooth スマートタグを Android デバイスが正確に特定してくれる、いわゆる探知機能です。位置情報を一時停止しつつ、「付近の検索」機能で仕組まれた Bluetooth スマートタグを探し出し、そして無効化するための新機能というわけです。
Source:Google
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