𝕏 @
Google ニュースで Jetstream BLOG をフォロー
IG L
Google Android

「Android Auto/Android TV/Android Wear」10年の軌跡

  • Google、スマートフォン / タブレット向け OS「Android」をベースとした 3 つのプラットフォーム「Android Auto」「Android TV(Google TV)」「Android Wear(Wear OS)」の、10 年の軌跡を報告
  • 2014 年開催の「Google I/O 2014」にて発表
  • 「Android Auto」「Android TV(Google TV)」「Android Wear(Wear OS)」、今では Android に適合する新しいプラットフォームとして展開

Google は 2024 年 7 月 11 日(木)、2014 年開催の「Google I/O 2014」にて発表し今でも提供されている、スマートフォン / タブレット向け OS「Android」をベースとした 3 つのプラットフォーム「Android Auto」「Android TV(Google TV)」「Android Wear(Wear OS)」の、10 年の軌跡を報告しました。

「Android Auto」「Android TV」「Android Wear」はそれぞれ Android の名を付けられているものの、フォームファクタが異なるため、本来は Android と共通した OS やソフトウェアで開発するのは難しいはず。しかし Google は柔軟性を重視し開発を進めてきたために、今では Android に適合する新しいプラットフォームとして展開されています。

今では様々なディスプレイサイズや形状に対応している Android プラットフォームですが、Google による 10 年間の苦労と努力が詰まっているわけですね。

「Android Auto」と「Android Automotive OS」

Android Auto
「Android Auto」と「Android Automotive OS」

「Android」などを搭載するスマートフォンは、車の運転中に使用するために設計されていません。

そこで「Android」とシームレスに連携する車載用 OS として開発されたのが、「Android Auto」です。「Google マップ」などの地図アプリによるターンバイターン方式のカーナビゲーションはもちろん、ハンズフリー通話、音楽アプリによる楽曲再生、メッセージアプリ通知など、「Android」と連携しつつも車の運転を妨げることのないように配慮された様々なアプリやシステムを利用できるよう随時進化もしています。

「Android Auto」は現在、全世界で 2 億台以上の車両に搭載されています。また当初は「Android Auto」デバイスと「Android」デバイスは有線接続仕様でしたが、今ではワイヤレス接続仕様へとシフトしている最中。

そしてさらに、ネイティブで動作する車載 OS「Android Automotive OS」も登場しています。ちなみに、「Android Auto」が日本国内で提供されたのは、2016 年 7 月です。

「Android TV」そして「Google TV」

Android TV
「Android TV」そして「Google TV」

テレビプラットフォームの「Android TV」は「Google I/O 2014」で発表され、そしてその年の 10 月に「Android TV」を搭載する ASUS 製セットボックス「Nexus Player」として、まずは海外で発売されました。

「Nexus Player」はその後、2015 年に日本国内でも発売されています。ちなみに「Nexus Player」海外発売の 1 年前には、その前身ともいえる「Google Cast」対応初代ストリーミングデバイス「Chromecast」が発売されています。

「Android TV」は初登場以降、レイヤーの最適化、メモリ / ストレージの効率化などの開発が進めされ、ゲームアプリへの最適化など随時進化。今では、2 億 2,000 万台以上の「Android TV」デバイスが全世界で使用されています。

そしてさらに、AI 検索やパーソナライズ機能を備えた「Android TV」に対する次世代プラットフォーム「Google TV」も登場しています。

「Android Wear」から「Wear OS」へ

Wear OS
「Android Wear」から「Wear OS」へ

Google は当初、小さな「Android」デバイスを作るアイデアはなく、「Android」をベースとしてスマートウォッチの開発予定はなかった模様。

入力 / 出力共に制限されていることや小さな画面に表示できる情報量が少ないことなど、スマートウォッチ開発には多くの課題があるためです。しかしそんな中でウェアラブルデバイス用 OS「Android Wear」が開発され、そして初登場したのが、「Android Wear」を搭載する「LG G Watch」と「Samsung Gear Live」です。

その後「Android Wear」は 2018 年に「Wear OS」としてリニューアルされ、現在では「Google Pixel Watch」シリーズを代表とした最新の「Wear OS」スマートウォッチが展開されています。ちなみに、今の昔も変わらない Google によるスマートウォッチ開発のスローガンは、「手首用のスマートフォンは作らない」だそう。

「Android」は「Android」、「Wear OS」は「Wear OS」として、こだわりを持って開発されているわけですね。

Source:Google

#AndroidAuto #AndroidAutomotiveOS #AndroidTV #AndroidWear #Google #GoogleTV #WearOS

この記事をシェア

投稿者情報

石井 順(管理人)のアバター

Jetstream をフォロー

𝕏 @
Google ニュースで Jetstream BLOG をフォロー
IG L

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です