この記事のポイント
- Google、Android 版「Chrome」アプリに実装されている「カスタムタブ」機能をほかのアプリにも広く展開開始
- 表示している WEB ページのタブを「ピクチャーインピクチャー(PiP)」仕様に最小化することができる機能
- アプリ内ブラウザを実装していて最新 API を適用しているアプリに「カスタムタブ」機能が自動導入
Google は 2024 年 5 月 29 日(水)、「Chrome」ブラウザの Android 版アプリに実装されている「カスタムタブ」機能をほかのアプリにも広く展開開始したと、開発者向けブログ「Chromium Blog」にて発表しました。
Android 版「Chrome」アプリに実装されている「カスタムタブ」機能は、表示している WEB ページのタブを「ピクチャーインピクチャー(PiP)」仕様に最小化することができる機能です。これにより、WEB ページを最小化して保留にしておきつつ別の WEB ページを確認したり、最小化したタブを元に戻して再度 WEB ページを確認したりすることができます。
ちなみに Android 版「Chrome」アプリの「カスタムタブ」機能は、2024 年 3 月に配信された M122 辺りで実装されています。そしてこの「カスタムタブ」機能は「Chrome」M124 以降で標準実装されるため、アプリ内ブラウザを実装していて最新 API を適用しているアプリには、「カスタムタブ」機能が自動導入されます。
Android 版「Google」「Gmail」「YouTube」アプリなどの Google 提供アプリでは、「カスタムタブ」機能がすでに順次提供開始中です。そして今後アプリ内ブラウザを実装していて最新 API を適用しているサードパティーアプリにも、「カスタムタブ」機能が提供されます。このほか Google は、「カスタムタブ」機能の「Chrome」以外のブラウザアプリへの提供も期待しているとのこと。
Source:Google
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