この記事のポイント
- Apple、最新 OS バージョン「iOS 17.5」を搭載する iOS デバイスに対して「不明なトラッキング アラート」を提供開始
- 「不明なトラッキング アラート」は、Google と Apple が共同で立案した Bluetooth 位置追跡デバイスの悪用に対抗するための業界仕様案「Detecting Unwanted Location Trackers」をベースにしたシステム
- 2023 年 7 月に Android 6.0 Marshmallow 以降の Android デバイスに対して先行提供開始済み
Apple は 2024 年 5 月 13 日(月)、iOS デバイスに同日提供を開始した最新 OS バージョン「iOS 17.5」にて、第三者によって仕込まれた Bluetooth スマートタグなどのトラッカーによる位置特定を検出した場合に即座にユーザーに通知してくれるプライバシー保護機能「不明なトラッキング アラート」を提供開始しました。
「不明なトラッキング アラート」は、Google と Apple が共同で立案した Bluetooth 位置追跡デバイスの悪用に対抗するための業界仕様案「Detecting Unwanted Location Trackers」をベースにしたシステムです。昨年 2023 年 7 月に、Android 6.0 Marshmallow 以降の Android デバイスに対して先行して提供が開始されています。
そして今回、iOS デバイス(iOS 17.5)でも利用できるようになりました。
「不明なトラッキング アラート」は例えば、第三者によって仕込まれた「AirTag」タグなどの業界仕様と互換性のある Bluetooth スマートタグ /トラッカーによる位置特定を検出した場合に、即座にユーザーに通知してくれるプライバシー保護機能です。ユーザーが意図しないトラッカーがバッグなどに仕込まれ位置特定機能を悪用された場合、そのトラッカーとユーザーが同時移動することになるのですが、その仕込まれたトラッカーとユーザー保有のスマートフォンが非ペアリング状態にあるにもかかわらず同じ位置情報や移動情報が検出されるため不自然な動きとして検知され、そして「不明なトラッキング アラート」として通知されます。
Source:Apple
コメントを残す