この記事のポイント
- Android 用「Google の電話アプリ」にて通話録音機能「通話の録音(録音)」がついに日本国内提供開始
- 2021 年 8 月の段階で日本を含む多くの地域に対する提供が予告されていた機能
- 通話開始後に[︙(その他)]→[録音]→[録音を開始]で録音開始
おそらく相当前から利用できるようになっていた機能かと予想されますが、以前公開した状態から伏線を回収できていなかったので、今回の記事で改めて報告させていただきます。
Google が Google Pixel デバイスをはじめとした一部の Android デバイス向けに提供している電話アプリ「Google の電話アプリ」にて、通話録音機能「通話の録音(録音)」がついに日本国内提供開始されました。
「Google の電話アプリ」における「通話の録音」は、以前まで一部の海外地域では提供されていた機能です。しかし 2021 年 8 月に、日本を含む多くの地域における「通話の録音」の提供が Google 公式に予告。そしてついに、「Google の電話アプリ」における「通話の録音」が日本国内提供開始されました。
「Google の電話アプリ」の「通話の録音」は、発着信に関係なく、通話が開始後から任意のタイミングで通話録音を開始できる機能です。使い方は簡単で、通話開始後の画面表示にて[︙(その他)]をタップして表示されるメニューから[録音]をタップし、そしてさらに表示されるポップアップメニューから[録音を開始]をタップします。
すると、双方に流れる録音開始のアナウンスと共に、通話の録音が開始されます。日本において通話や会話の録音は通話参加者全員の同意が基本となるため、日本においては録音開始のアナウンスが流れる仕様です。
ちなみに日本において同意のない録音は、「盗聴」と判断される可能性もある模様。同意を得た「録音」なのか、それとも同意を得ていない「盗聴」なのかが重要となる場面が想定されるために、「Google の電話アプリ」の「通話の録音」では録音開始のアナウンスが流れる仕様となっていると予想されます。
同意のない録音自体は問題にならなかったとしても、録音データを二次利用する際に同意の有無が問題となるケースも発生する可能性もあるため、プライバシー保護の観点など様々考慮しての対策で録音開始のアナウンスが流れる仕様なのでしょう。
※この録音の同意有無によって発生する問題については、当サイトで調べた限りでは一貫した答えにたどり着きませんでした。つまり、事案や状況によってその判断が分かれる模様。
また「Google の電話アプリ」の「通話の録音」は、不明な番号からの着信に対して自動で通話録音を開始するよう設定することも可能。「Google の電話アプリ」の設定から[通話の録音]をタップし、[不明な電話番号との通話を自動的に録音する]のスイッチを ON にします。
「通話の録音」で録音された通話は、本体ローカルに保存されます。また、[7 日が経過すると削除][14 日が経過すると削除][30 日が経過すると削除]の 3 つの中から期間を指定した録音ファイルの自動削除設定も用意されています。
「Google の電話アプリ」の「通話の録音」、覚えておくと万が一のときに役立つはずです。ただし「Google の電話アプリ」の「通話の録音」は、特定のデバイスと携帯通信会社のみで利用できる機能となる模様。その詳細なサポートリストなどは、今のところ公開されていません。
重要: 通話の録音をサポートしているのは、特定のデバイスと携帯通信会社のみです。
電話アプリを使用して通話を録音する – 電話アプリ ヘルプ
「Google の電話アプリ」リンク
Source:Google
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