この記事のポイント
- 「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」が「Android 14 QPR3 Beta 2」にてついに外部ディスプレイへの有線映像出力(USB Type-C DisplayPort Alternate Mode)に対応
- USB Type-C 接続対応ディスプレイや「XREAL Air 2 Pro」で動作を確認
- おそらく今後配信される Google Pixel デバイス新機能「Feature Drop」で正式解禁となると予想
昨年 2023 年 10 月に一時話題となった、新世代 Google Pixel デバイス「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」における外部ディスプレイへの有線映像出力(USB Type-C DisplayPort Alternate Mode)対応の可能性。
その後、特に目立った動きがなかったのですが、プレリリース版 Android OS 試用プログラム「Android ベータ プログラム(Android 14 Beta)」登録済み Google Pixel デバイスに対して 2024 年 3 月 7 日(木)に配信開始された先行リリース版 OS「Android 14 QPR3 Beta 2」にて、ついに超待望の外部ディスプレイへの有線映像出力に対応しました。対応機種は今のところ、新世代 Google Pixel デバイス「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」の 2 機種です。
私手持ちの国内版「Pixel 8 Pro」にて、実際に有線映像出力(DisplayPort Alternate Mode)対応を確認済み。USB Type-C 接続対応ディスプレイや、大人気 AR グラス「XREAL Air 2 Pro」にて、USB Type-C ケーブル接続による外部ディスプレイへの有線映像出力の動作を確認しました。
もちろん、ワイヤレスミラーリング対応デバイス「XREAL Beam」経由での「XREAL Air 2 Pro」接続も問題なし。またおそらく(未検証ですが)、USB Type-C to HDMI 変換ケーブル / アダプタでも動作すると予想されます。
「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」の「Android 14 QPR3 Beta 2」アップデート後、「XREAL Air 2 Pro」などのディスプレイ入力対応機器をつなげると、画面下部に “外部ディスプレイをミラーリングしますか?” ポップアップが表示され、[ディスプレイをミラリングする]ボタンをタップすることでミラーリングが開始されます。ミラーリング中は、アンテナピクトアイコンの左横にミラーリングアイコンが表示されます。
「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」の外部ディスプレイへの有線映像出力は、デフォルトでは単に「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」画面をミラーリングするだけの仕様です。ただし「開発者向けオプション」内に用意されている[デスクトップ モードに強制的に切り替え]設定を ON にすることで、出力される映像をデスクトップモード仕様のセカンダリディスプレイとして利用できるようになります。
この[デスクトップ モードに強制的に切り替え]設定によるデスクトップモード仕様のセカンダリディスプレイは、マウス / 外部キーボード接続前提の仕様。つまり、利用するにはマウスやキーボード、もしくはそれらに変わる機器の接続が必須となります。
Google Pixel ユーザーが長年待ち焦がれていた、超待望の有線映像出力対応。現在はまだプレリリース版 Android OS 試用プログラム「Android ベータ プログラム(Android 14 Beta)」登録済みの「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」に「Android 14 QPR3 Beta 2」アップデートを適用することでしか利用することはできませんが、おそらく今後提供される Google Pixel デバイス新機能「Feature Drop」にて、一般的に正式解禁されると予想されます。
また、今後登場する新型 Google Pixel デバイスでは、デフォルトで有線映像出力に対応するでしょう。ちなみに「Pixel Fold」以下の Google Pixel デバイスでは、ハードウェアの仕様上有線映像出力には対応しない(できない)と予想されます。
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