この記事のポイント
- 「総務省」、2024 年 1 月 17 日(水)から募集していた「4.9GHz 帯における第 5 世代移動通信システムの技術的条件」に対する意見結果を公表
- NTT ドコモ / KDDI / ソフトバンク / 個人などから合計 8 件の意見が提出
- “こんな人たち” からの意見も
日本政府機関「総務省」は 2024 年 3 月 1 日(金)、2024 年 1 月 17 日(水)から募集していた「4.9GHz 帯における第 5 世代移動通信システムの技術的条件」に対する意見結果を公表しました。
「4.9GHz 帯における第 5 世代移動通信システムの技術的条件」は、2025 年度に予定されている 4.9GHz 帯(4.9 ~ 5.0 GHz)の次世代通信規格「5G(Sub6)」割り当てに伴い新世代モバイル通信システム委員会が取りまとめた報告書で、「総務省」はその報告書に対して企業や一般から広く意見を募集していました。今回公表されたのはその募集結果で、NTT ドコモ / KDDI / ソフトバンク / UQ コミュニケーションズ / Wireless City Planning / そのほか個人などか、合計 8 件の意見が提出されています。
国内における 4.9GHz 帯は現状、無線システム「FWA(Fixed Wireless Access)」にて用いられている周波数帯。「総務省」はその周波数 4.9GHz 帯を「5G(Sub6)」周波数として 2025 年度に割り当てる方針なのですが、現状の「FWA」との兼ね合いがあるため、新世代モバイル通信システム委員会取りまとめた報告書「4.9GHz 帯における第 5 世代移動通信システムの技術的条件」が合理的かどうかなどの意見を募集したわけです。
で、NTT ドコモ / KDDI / ソフトバンク / UQ コミュニケーションズ / Wireless City Planning からの意見は、“「FWA」との兼ね合いと移行を検討しながら適切に「5G」周波数として割り当てて” というような当たり障りのない内容となっています。ちなみに、「楽天モバイル」からの意見はなかった模様。
今回の記事である意味 “ネタ” として紹介したいのは、そのほか個人から寄せられた 3 つの意見です。一つは報告書に対する単なる添削で、残二つは電波の人体への影響を懸念した “こんな人たち” からの意見となっています。
こんな人たちの意見も真面目に聞かなければいけないなんて、お役所は本当に大変だ。頭が下がります。
Source:総務省
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