この記事のポイント
- Google、2024 年 1 月の「Google Play システム アップデート」適用後に一部の Google Pixel デバイスで発生している内部ストレージにアクセス出来ない致命的な不具合について応急的な修正方法を公開
- ADB コマンドを利用して「メディア モジュール(com.google.android.media)」と「メディア コンポーネント(com.google.android.media.swcodec)」を削除する方法
- 修正アップデートは現在開発中
Google は 2024 年 1 月 31 日(水)、先日海外掲示板などで報告された、2024 年 1 月の「Google Play システム アップデート」適用後に一部の Google Pixel デバイスで発生している内部ストレージにアクセス出来ない致命的な不具合について、応急的な修正方法を公開しました。
この Google Pixel デバイスで発生している不具合は、昨年 2023 年 10 月下旬に発生した「Android 14」を搭載する「Pixel 6」以降の Google Pixel デバイスの一部で内部ストレージにアクセス出来ない致命的な不具合が発生と似た不具合で、2024 年 1 月版「Google Play システム アップデート」適用後に一部の Google Pixel デバイスにて、内部ストレージにアクセスできない / カメラ(Pixel カメラ)がクラッシュする / ファイルマネージャーアプリにファイルが表示されない / スクリーンショットが保存されない、などが発生するというものです。そもそも 2024 年 1 月版「Google Play システム アップデート」自体がどの程度まで配信されているのかも不明ですが、何にしろ現時点でもまだ修正アップデートは配信されていません。
そしてこれまで、修正する手立てがありませんでした。しかし今回 Google が公式に応急的な修正方法を公開したことで、一時的ではありますが仮復旧できるようになっています。で、その方法は、「開発者向けオプション」を ON にしつつ PC とつないで、ADB コマンドを利用して「メディア モジュール(com.google.android.media)」と「メディア コンポーネント(com.google.android.media.swcodec)」を削除するという方法です。初心者向きではありません。
./adb uninstall com.google.android.media.swcodec
./adb uninstall com.google.android.media
Google は今回の応急的な修正方法のほかに、現在修正アップデートを開発中であることも明かしています。今回の不具合が発生してしまうとまともに Google Pixel デバイスを利用できなくなるため死活問題かと思いますので応急的な修正方法を実行するほかありませんが、自身で行うのが不安な方は修正アップデートの配信まで眠らせておいた方が良いかもしれません。
Source:Google
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