こんにちは、Jetstream 管理人兼ライターの石井順です。いつも当サイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回読者様よりお問い合わせの DM をいただきましたので、そのお問い合わせと回答内容をご紹介させていただきます。基本的に私は読者からのお問い合わせ DM に対して DM で返しているのですが、大概の場合が何の返事や経過報告もなく虚しい日々を送っています。
なので、今後はそういったお問い合わせがあった場合はあくまでも匿名前提で記事化させていただきます。晒すことが目的ではなく、単に「Yahoo! 知恵袋」的な意味合いです。
読者からのお問い合わせ
題名: ピクセルウオッチlte 楽天モバイルesim運用について |
お問い合せ内容: 楽天モバイルにて、ピクセルウオッチのesim運用方法を見たのですが、ピクセルウオッチに着信を受けたい場合は、楽天リンクにて転送をかけることで着信を受けることができるのでしょうか? もしくは楽天リンクのバックグランド運用を停止して、標準電話アプリにて転送をかけるのでしょうか? ピクセルウオッチにて着信を受ける方法をお教えいただければ幸いです。 また、着信の通話料金形態もお教えいただければ幸いです。 すみません。 |
このお問い合わせは、4G LTE 版「Google Pixel Watch」に「楽天モバイル(Rakuten 最強プラン)」の eSIM を設定することが前提となっています。4G LTE 版「Google Pixel Watch」に eSIM を単独で設定することは以前は可能だったのですが、今でもそれができるのかどうかはわかりません。
今回は、あくまでも 4G LTE 版「Google Pixel Watch」に「楽天モバイル(Rakuten 最強プラン)」の eSIM を設定していることを前提として回答させていただきます。
回答の簡単な結論としては、【可能】です。このお問い合わせの意図としては、母艦側 Android と 4G LTE 版「Google Pixel Watch」とで、「ワンナンバーサービス(NTT ドコモ)」「ナンバーシェア(au)」「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス(ソフトバンク)」を用いずに 4G LTE 版「Google Pixel Watch」を運用しつつ、母艦側 Android で着信した電話を(できるだけ無料で)4G LTE 版「Google Pixel Watch」に転送したい、という思いがあると予想されます。
それに加え、4G LTE 版「Google Pixel Watch」が「楽天モバイル(Rakuten 最強プラン)」であれば、転送されてきた着信も「Rakuten Link」が用いられるために通話料が無料となるのでは?という思惑付き。
※この点についてはお問い合わせをいただいた読者様の誤認があります
「ワンナンバーサービス(NTT ドコモ)」「ナンバーシェア(au)」「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス(ソフトバンク)」であれば月々のオプション料金だけでこれらが実現するのですが、例えば 4G LTE 版「Google Pixel Watch」用オプションプランがない「楽天モバイル」や格安 SIM(MVNO)で運用する場合は、そう簡単にはいきません。4G LTE 版「Google Pixel Watch」に eSIM を設定できたとしても、母艦側 Android の電話番号から転送設定を行う必要が出てきます。
とはいえ、母艦側 Android の電話番号から転送設定を行えば、4G LTE 版「Google Pixel Watch」で母艦側 Android に掛かってきた電話着信を 4G LTE 版「Google Pixel Watch」で受けることは可能です。しかしここで問題となるのが、通話料。
着信転送の場合は、基本的には転送元から転送先への通話料が発生します。今回の場合は、母艦側 Android から 4G LTE 版「Google Pixel Watch」への転送通話料が発生するわけです。なので、4G LTE 版「Google Pixel Watch」に「楽天モバイル」の eSIM を設定していたとしても「Rakuten Link」など関係なく、母艦側 Android から 4G LTE 版「Google Pixel Watch」への転送通話料が発生します。
ただし、母艦側 Android を「楽天モバイル」で運用しつつ「楽天モバイル」オプションサービス「着信転送(月額 0 円)」にて 4G LTE 版「Google Pixel Watch」に設定している eSIM の電話番号を設定すれば、基本的にはバックブラウンドで「Rakuten Link」を用いた着信転送が行われるため、転送通話料無料が実現します。
つまり、4G LTE 版「Google Pixel Watch」に設定する eSIM ではなく、母艦側 Android で運用している SIM の通話料が、転送通話料に反映されるということです。ちなみに「着信転送」を利用していても、母艦側 Android が圏外だったり電源 OFF の場合は「圏外転送」として OS 標準の電話アプリがバックグラウンドで用いられるため、その場合のみ通話料が発生します。
しかもこの仕様は Android の場合のみで、iOS の場合はまた異なる仕様となります。ややこしい仕様ですが、iOS の仕様については今回のお問い合わせとは関係ない話なので、気になる方は以下の「楽天モバイル」公式ページを確認してください。
まとめ
ということで、母艦側 Android と 4G LTE 版「Google Pixel Watch」とで異なる SIM であっても、着信転送設定を行えば母艦側 Android の着信を 4G LTE 版「Google Pixel Watch」で受けることが可能で、さらに母艦側 Android が「楽天モバイル」であれば「Rakuten Link」が用いられるため「着信転送」時の転送通話料も基本的には無料となる、という結論でした。
今回のお問い合わせは前提条件がイレギュラーであることとお問い合わせをいただいた読者様に着信転送の仕様に対する誤認があることからかなり複雑な回答となってしまいましたが、それらを考慮した上での結論は上記となります。そもそも「楽天モバイル」の「Apple Watch(セルラーモデル)」用オプションサービス「電話番号シェアサービス」が Android 並びに 4G LTE 版「Google Pixel Watch」に対応すればすべて簡単に解決する話なのですが。
今回の内容について、もし私にも誤認がある場合は、是非コメントにてお知らせいただければと思います。また、お問い合わせも常に受け付けていますので、お気軽にどうぞ。
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