この記事のポイント
- Google、メディア共有規格「Google Cast」の Android 14 における UI を改善した「出力スイッチャー 2.0(Output Switcher v2.0)」を公式発表
- メディア共有や制御を一か所で実行可能に
- ボリュームコントロール / 共有デバイス選択 / その他カスタム機能のサポートも改善
先日当ブログにて、Android 14 を搭載する Google Pixel デバイスに対して配信された 2024 年 1 月版月例ソフトウェアアップデート以降、動画や楽曲再生時の「クイック設定」に表示される「メディア プレイヤー」の UI が改善された旨を報告させていただきましたが、その詳細情報を Google が公式発表されました。
この Android 14「メディア プレイヤー」UI 改善は、Google メディア共有規格「Google Cast」における「出力スイッチャー(Output Switcher)」のアップグレードバージョン「出力スイッチャー 2.0(Output Switcher v2.0)」となる模様。Android 14「出力スイッチャー 2.0」では、「Pixel Tablet」を始めとした Google スマートディスプレイやスマートスピーカーなど、Android デバイスにてデバイス間のメディア共有や制御を一か所で実行できるようになっています。
このほかにも、ボリュームコントロール / 共有デバイス選択 / その他カスタム機能のサポートも改善。アプリ開発者向けに、UI が改善された「Google Cast」をアプリに簡単に導入することもできるようになっています。
このほか、Google が世界家電見本市 CES 2024 に合わせて発表した Google Pixel デバイスの「新キャスト機能(近くのデバイスにキャスト)」は、前提条件としてこの「出力スイッチャー 2.0」の統合が必要となる模様。つまり、「出力スイッチャー 2.0」を実装したアプリは「新キャスト機能」を利用できるようになります。
ちなみに Google Pixel デバイス「新キャスト機能(近くのデバイスにキャスト)」は、超広帯域無線規格「UWB(Ultra-Wide Band)」対応 Google Pixel デバイス(Pixel 6 Pro / Pixel 7 Pro / Pixel Fold / Pixel 8 Pro)で再生している「Spotify」や「YouTube Music」の楽曲を「充電スピーカーホルダー」にドッキングしている「Pixel Tablet」に近づけるだけで移動再生できたり、逆に「Pixel Tablet」から Google Pixel デバイスに移動して再生できる機能です。
Source:Google
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