Android 17

Google Pixel「Android 17 Beta 3」リリース

この記事のポイント
  • Google、2026 年 2 月 13 日(金)にリリースした次世代 Android OS「Android 17」の最初のベータ版「Android 17 Beta 1」に対するサードアップデート「Android 17 Beta 3」をリリース。
  • プレリリース版 Android OS 試用プログラム「Android ベータ プログラム」に登録している「Pixel 6」以降の Google Pixel デバイスに対して、「Over the Air(OTA)」でソフトウェアアップデートが配信。
  • RAW(12 ビット)に対して理論上 4 倍の階調となる「RAW14」データ形式のサポート、Bluetooth LE オーディオ補聴器のサポート、「デスクトップ モード」における常時最前面表示仕様の「ピクチャー・イン・ピクチャー」導入、パフォーマンスとバッテリー性能の向上、VPN アプリでの特定アプリ除外設定など、メディアおよびカメラ機能の強化、パフォーマンスとバッテリー、プライバシーとセキュリティ、UX とシステム UI、コア機能とヘルスケアの、それぞれのカテゴリにおける多数の新機能や機能強化が内包。

Google は 2026 年 3 月 26 日(木)、2026 年 2 月 13 日(金)にリリースした次世代 Android OS「Android 17」ベータ版「Android 17 Beta 1」に対するサードアップデート「Android 17 Beta 3」をリリースしました。

「Android 17 Beta 3」は、プレリリース版 Android OS 試用プログラム「Android ベータ プログラム」に登録している Google Pixel デバイス「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」「Pixel 6a」「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」「Pixel 7a」「Pixel Fold」「Pixel Tablet」「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」「Pixel 8a」「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」「Pixel 9 Pro Fold」「Pixel 9a」「Pixel 10」「Pixel 10 Pro」「Pixel 10 Pro XL」「Pixel 10 Pro Fold」に対して、「Over the Air(OTA)」でソフトウェアアップデートが配信されています。ちなみに廉価版 Google Pixel デバイス新世代「Pixel 10a」は、今のところ「Android ベータ プログラム」対象デバイスとしてラインアップされていません。

なお Google はこれまで、ベータ版 OS の初期リリースを「Developer Preview」で公開してきましたが、今後は更新をより迅速かつ一貫してリリースするために、「Android Canary」チャンネルに置き換えています。「Android Canary」チャンネルの導入は、初回のみ「Android Flash Tool」を用いた手動でのファクトリーイメージフラッシュが必要です。

ちなみに、「Android 17 Beta 3」も OTA イメージが公開されているので、「Android Flash Tool」を用いて「Android 17 Beta 3」をフラッシュ可能です。

「Android 17 Beta 3」では、RAW(12 ビット)に対して理論上 4 倍の階調となる「RAW14」データ形式のサポート、Bluetooth LE オーディオ補聴器のサポート、「デスクトップ モード」における常時最前面表示仕様の「ピクチャー・イン・ピクチャー」導入、パフォーマンスとバッテリー性能の向上、VPN アプリでの特定アプリ除外設定など、メディアおよびカメラ機能の強化、パフォーマンスとバッテリー、プライバシーとセキュリティ、UX とシステム UI、コア機能とヘルスケアの、それぞれのカテゴリにおける多数の新機能や機能強化が内包されています。一方、「Android 17 Beta 3」に内包される不具合修正などは未発表です。

■メディアおよびカメラ機能の強化
  • 写真選択機能のカスタマイズ:写真選択機能のグリッド表示のアスペクト比を変更可能に。「PhotoPickerUiCustomizationParams」API を使用することで、デフォルトの正方形「1:1」から縦長「9:16」表示に切り替えることができ、UI との統合性が向上。
  • 「RAW14」データ形式:プロ仕様のカメラアプリは、新しい「ImageFormat.RAW14」定数を使用してピクセルあたり 14 ビットの RAW 画像をキャプチャできるようになり、対応するセンサーから最大限のディテールと色深度を引き出すことが可能に。
  • ベンダー定義のカメラ拡張機能:ハードウェアパートナーは、カスタムカメラ拡張モード(例:「超解像」や AI による機能強化)を定義可能に。これらの情報は「isExtensionSupported(int)」API 経由で照会可能。
  • カメラデバイスタイプ API:カメラが、内蔵ハードウェア、外部 USB ウェブカメラ、または仮想カメラのいずれであるかを識別可能に。
  • Bluetooth LE オーディオ補聴器:新しいデバイスカテゴリ(AudioDeviceInfo.TYPE_BLE_HEARING_AID)により、アプリは補聴器を一般的な LE オーディオヘッドセットと区別可能になり、カスタマイズされた UI アイコンを適用可能に。
  • 補聴器オーディオの細かなルーティング:ユーザーは、システムサウンド(通知音 / 着信音 / アラーム)を、接続されている補聴器またはデバイスのスピーカーのいずれかに個別にルーティング可能に。(システムレベルで処理されるため、API の変更は不要)
  • 拡張 HE-AAC ソフトウェアエンコーダー:通信速度が遅い環境でもクリアな音質を楽しめるように開発された、新しい音声処理機能。高音質から通信量を抑えた低音質まで幅広く対応。さらに、曲や動画が変わっても急に音が大きくなったり小さくなったりせず、常に聴きやすい一定の音量に自動調整してくれる機能も実装。
■パフォーマンスとバッテリー
  • アイドル時のアラームのウェイクロック削減:「AlarmManager.setExactAndAllowWhileIdle」に、PendingIntent の代わりに OnAlarmListener を受け入れる新しいコールバックベースのバリアントを追加。これにより、Doze(スリープ)モードやバッテリーセーバーモード中に正確なコールバックを必要とするアプリ(医療モニターやメッセージングソケットなど)の消費電力と長時間のパーシャルウェイクロックが削減。
■プライバシーとセキュリティ
  • システム提供の位置情報ボタン:Jetpack 経由で、システムがレンダリングする安全な位置情報ボタンを埋め込み可能に。このボタンをタップすると、システムダイアログを表示することなく、現在のセッションに限定してアプリに正確な位置情報アクセス権を付与。(「USE_LOCATION_BUTTON」権限が必要)
  • パスワード表示の個別設定:「パスワードを表示する」設定が、タッチ入力(最後の文字を短時間表示)と物理キーボード(デフォルトで即座に非表示)で分割。標準のフレームワークコンポーネントはこれに自動対応し、カスタムフィールドは「ShowSecretsSetting」API への移行が必要。
  • 耐量子計算機暗号(PQC)ハイブリッド署名:従来の署名(RSA / 楕円曲線)と ML-DSA 署名を組み合わせた「v3.2 APK 署名スキーム」を導入。これにより、NIST の標準規格や量子コンピューティングの進化に備えることが可能に。
■UX とシステム UI
  • 外部ディスプレイでのウィジェットサポート:異なるピクセル密度間でのウィジェットの視覚的な一貫性が向上。「RemoteViews.setViewPadding」が複雑な単位(DP / SP)を受け入れるようになり、ウィジェットは「OPTION_APPWIDGET_DISPLAY_ID」経由で特定の DisplayMetrics を取得可能に。
  • デスクトップの「インタラクティブ・ピクチャー・イン・ピクチャー(iPiP)」:デスクトップモード(外部ディスプレイでのデフォルト設定)中に、アプリを「固定(pinned)」ウィンドウレイヤーに移動するようリクエスト可能に。固定されたウィンドウは常に最前面に表示され、操作も維持。(「USE_PINNED_WINDOWING_LAYER」および PiP 権限が必要)
  • ホーム画面のアプリラベル非表示:ユーザーがホーム画面のアプリアイコン名(ラベル)を非表示にできるように変更。アプリアイコンの高い認識性がより重要に。
  • 画面録画の再設計:新しいフローティングツールバーにより、クリエイター向けの録画コントロールとキャプチャ設定が向上。この UI は最終的な録画データからは自動的に除外される仕様に。
  • バブル機能:Beta 2 で導入されたウィンドウモード機能が完全に有効化。
■コア機能とヘルスケア
  • VPN アプリの除外設定:VPN アプリは「ACTION_VPN_APP_EXCLUSION_SETTINGS」インテントを使用して、システム管理画面を起動可能に。ユーザーはこの画面で、VPN トンネルをバイパスする(スプリットトンネリング)特定のアプリを選択可能。
  • 動的なシステムフォントのフォールバック:フォントフォールバックチェーンのランタイムアップデートをサポート。OS 全体のアップデートを必要とせずに、最新の絵文字やタイポグラフィを提供可能に。
  • OpenJDK 21 および 25 のアップデート:Unicode サポートの更新や、TLS の名前付きグループに対する SSL サポートの強化など、最新の OpenJDK 機能を統合。
  • ヘルスコネクトのデバイスデータプロバイダー(DDP):ヘルスコネクトが、アプリから生成されたデータと、システムで検証済みのハードウェア(Wear OS ウォッチやスマートフォン本体など)から直接取得されたデータを区別可能に。
「Android 17 Beta 3」新機能と機能強化

「Android 17 Beta 3」アップデート後、ビルド番号は「CP21.260306.017」、Android セキュリティパッチは「2026 年 3 月 5 日」、「Google Play 開発者サービス」アプリは v26.02.35 以降に更新されます。

■ビルド番号
  • 「CP21.260306.017」
■Android セキュリティパッチ
  • 「2026 年 3 月 5 日」
■「Google Play 開発者サービス」アプリ
  • v26.02.35 以降
「Android 17 Beta 3」

「Android 17 Beta」は、次に配信される「Android 17 Beta 4」辺りでプラットフォーム安定版となる予定です。

また昨年の「Android 16」では、2025 年は第 2 四半期に「Android 16」メジャーアップデートがリリースされ、そして第 4 四半期にそのマイナーアップデート「Android 16 QPR2」がリリースされましたが、次世代 Android OS「Android 17」も同様に、2026 年は第 2 四半期に「Android 17」メジャーアップデート、第 4 四半期にそのマイナーアップデート「Android 17 QPR2(仮)」がリリースされます。

Source:Google

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