この記事のポイント
- Google、「Google フォト」の生成 AI 編集機能「編集マジック」「消しゴムマジック」などで編集した画像に、デジタル透かし「SynthID」の埋め込みを開始すると発表
- 「SynthID」は、AI が生成した画像 / 音声 / テキスト / 動画に対して、人間には知覚できないデジタル透かしを直接埋め込む技術
- AI 生成画像には「AI 情報」メタデータが記録されるので、画像詳細情報から「SynthID」の有無を確認可能
Google は 2025 年 2 月 6 日(木)、オンラインフォトライブラリサービス「Google フォト」の生成 AI 編集機能「編集マジック」「消しゴムマジック」などで編集した画像に対して、Google AI 研究グループ「Google DeepMind」開発の AI 生成コンテンツ向けデジタル透かし「SynthID」の埋め込みを開始すると発表しました。
「SynthID」は、AI が生成した画像 / 音声 / テキスト / 動画に対して、人間には知覚できないデジタル透かしを直接埋め込む技術で、AI が生成したコンテンツを容易に識別できるようになります。要は、人間が AI 生成のフェイク画像やフェイク動画に騙されることが少なくなる技術です。
ただし、たとえば「編集マジック」にて画像のごく一部の色を少しだけ変更するなど、少しだけ AI による画像編集を活用している場合は、「SynthID」が埋め込まれていても識別できないこともある模様。そういった場合であっても「編集マジック」などで編集した AI 生成画像には「AI 情報」メタデータが記録されるので、画像詳細情報から「SynthID」の有無を確認できるようになっています。
Source:Google
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