この記事のポイント
- Google、「Chrome」に実装されている便利機能「自動入力」についての成果を紹介する記事を公開
- 「Chrome」の「自動入力」機能のお陰で、入力放棄率が 75%、ユーザーが商品購入までに掛かる時間が 35% 減少
- 「Shopify」で構築された EC サイトでは、コンバージョン率が 45% も増加
Google は 2024 年 12 月 20 日(金)、ブラウザサービス「Chrome」に実装されている便利機能「自動入力」についての成果を紹介する記事を公開しました。
「Chrome」に実装されている「自動入力」は、ログイン ID / パスワードだけでなく、EC サイトなどで商品を購入する際の住所や支払い方法などを、過去の入力履歴に基づいて自動入力してくれる便利機能です。保存される入力履歴は Google アカウントに紐づけられますが、強固なセキュリティとセキュアな個人認証機能「パスキー」で保護されているパスワードマネージャーサービス「Google パスワード マネージャー」で管理されているため、個人情報やクレジットカード情報流出などの懸念も限りなくありません。
そんな、ユーザーにとって便利で安全な「Chrome」の「自動入力」機能ですが、EC サイトなどの WEB サイト側としても、ユーザーの入力フォーム放棄率大幅減少による成約率(コンバージョン率)向上といった恩恵も与えている模様。2024 年に米国で行われた Google 独自調査によると、入力放棄率が 75% 減少し、ユーザーが商品購入までに掛かる時間も 35% 減少したとしています。
特に EC サイト構築プラットフォーム「Shopify」で構築された EC サイトでは、「Chrome」の「自動入力」機能のお陰でコンバージョン率が 45% も増加。つまり「Chrome」の「自動入力」機能は、EC サイトの売上などにも大きく貢献しているわけです。
Google は、今後も「Chrome」の「自動入力」機能の改善に取り組み、多言語はもちろん様々な国への対応も行っていく模様です。
Source:Google
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