- Google、Fitbit が昨年 2025 年 10 月から米国で提供している Google AI「Gemini」搭載「パーソナルヘルスコーチ(Personal Health Coach)」に導入する、3 つのアップデートを発表。
- 睡眠判定精度向上、「CGM(継続的グルコース測定器)」連携、医療記録連携。
- 「パーソナルヘルスコーチ」自体の展開国拡大などは発表されず。
Google は 2026 年 3 月 17 日(火)、ヘルスケア関連イベント「The Check Up」において、傘下のフィットネストラッカーメーカー Fitbit が昨年 2025 年 10 月から米国で提供している Google AI「Gemini」搭載「パーソナルヘルスコーチ(Personal Health Coach)」に導入する、3 つのアップデートを発表しました。
今回発表された「パーソナルヘルスコーチ」に導入される 3 つのアップデートは、睡眠判定精度向上、「CGM(継続的グルコース測定器)」連携、医療記録連携です。なお、「パーソナルヘルスコーチ」自体の展開国拡大などは、今のところ発表されていません。
睡眠判定精度向上
「パーソナルヘルスコーチ」に導入される最も重要なアップデートとして、ベースとなる AI モデルの改良による睡眠判定精度の向上が発表されました。
多様なデータセットでトレーニングされた新しい AI モデルにより、睡眠判定精度が従来比で 15% も向上した模様です。これにより、入眠しようとしている状態と実際に眠っている状態が明確に判定され、臨床基準に近いレベルで、中途覚醒や昼寝といった状態の変化を正確に検知できるようになりました。
さらに、睡眠判定精度の向上を基盤として「睡眠スコア」も再構築され、ユーザーが疲労回復のためにどのような習慣を改善すべきかなど、的確で実践的なコーチングが提供されます。
「CGM(継続的グルコース測定器)」連携
Fitbit が以前からインスリン抵抗性を予測する先駆的な研究に注力しているお陰もあり、今回のアップデートにて、「CGM(継続的グルコース測定器)」連携が導入されるようになります。
具体的には、2026 年 4 月から展開されるパブリックプレビュー版「パーソナルヘルスコーチ」において、「ヘルスコネクト」経由で「CGM」連携が可能となり、特定の運動や食事内容が自身の血糖値にどのような影響を与えているかなどを、「パーソナルヘルスコーチ」に質問して回答を得られるようになります。また今後数週間以内に、米国大手医療機関「Included Health」との提携による新しい「Fitbit Lab」の研究として、対話型 AI がオンライン診療における健康管理にどのように役立つかを評価する「Get care now」も開始されます。
医療記録連携
2026 年 4 月から展開されるパブリックプレビュー版「パーソナルヘルスコーチ」にて、検査結果や服薬履歴、受診履歴などの医療記録の、「Fitbit」アプリへの直接連携が導入されます。
この「Fitbit」アプリに導入される医療記録連携では、「b.well」や「CLEAR」といったパートナー企業との提携によって、米国立標準技術研究所(NIST)が定義する身元確認保証レベル「IAL2(Identity Assurance Level 2)」の高度なセキュリティ規格を用いた医療記録連携とデータ同期が実現します。この医療記録連携導入により、一般的な医学的アドバイスではなく、実際の検査値や過去のウェアラブルデータを踏まえたより的確なアドバイスを、「パーソナルヘルスコーチ」が提供できるようになります。
なお、連携されたユーザーの医療記録は「Fitbit」アプリ内で厳重に保管されます。もちろん、これらの医療記録やデータが広告目的で使用されることは一切ありません。
Source:Google













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