- Google、新世代 Google Pixel スマートウォッチ「Google Pixel Watch 4」の、開発チームによる開発秘話を公開。
- シリーズ第 4 世代となる「Google Pixel Watch 4」では、洗練されたデザインと修理のしやすさという、相反する課題を解決したシリーズ初の試みが多数導入。
- 結果、最も修理しやすいスマートウォッチとして、電子機器修理大手 iFixit から 10 点満点中 9 点という高評価を獲得。
Google は 2026 年 2 月 10 日(火)、昨年 2025 年 10 月 9 日(木)に国内外で発売した新世代 Google Pixel スマートウォッチ「Google Pixel Watch 4」の、開発チームによる開発秘話を公開しました。
「Google Pixel Watch 4」はその名の通り、「Google Pixel Watch」シリーズ第 4 世代となるわけですが、洗練されたデザインと修理のしやすさという、相反する課題を解決したシリーズ初の試みが多数導入されています。その結果、最も修理しやすいスマートウォッチとして、電子機器修理大手 iFixit から 10 点満点中 9 点という高評価を獲得しました。

従来のスマートウォッチは、防水防塵性能を確保するために強力な接着剤で筐体を密閉するのが一般的ですが、接着剤を使用するということは、分解が困難になるデメリットがあるため、修理と再組み立てのハードルを上げてしまいます。結果、これまでの「Google Pixel Watch」シリーズは分解修理不可となってしまい、故障 / 破損時は本体丸ごと交換する以外に道がありませんでした。
しかし「Google Pixel Watch 4」では、修理が必要な主要部分において接着剤を廃止。接着剤の代わりにゴム製のガスケットを二重に使用することで、分解を容易にしつつも、IP68 防水防塵と 5 気圧防水という高い防水性能の維持を実現しました。
またガスケットを二重に使用するということは、本体の厚み増加や内部スペースの圧迫が懸念されます。そこでこれを回避するため、回路基板やバイブレーションモーターを極限まで小型化して高密度化し、本体の厚みの増加を阻止しつつ内部スペースも確保しています。
そしてやはりスマートウォッチの修理で大事なのは、バッテリーの交換仕様です。「Google Pixel Watch 4」ではもちろん、バッテリー交換を実現するための様々な技術が導入されています。
まずは、バッテリーそのものの仕様です。従来のバッテリーは巻回型(けんかいがた)と呼ばれる、正極 / 負極 / セパレータのシートを渦巻き状に巻き取って円筒や楕円の缶に収めた電池構造が採用されています。巻回型バッテリーは製造工程が単純となるためコスト削減のメリットがある一方で、円筒形状となるために薄型化を目指すスマートウォッチにはあまり適しません。
そのため「Google Pixel Watch 4」では、正極 / 負極 / セパレータのシートを交互に積み重ねる構造の積層型バッテリーを採用し、スペース効率を向上しました。またエネルギー密度も 50% 向上し、結果長時間駆動が実現しています。
このほか、皆様ご存じの通り「Google Pixel Watch 4」ではシリーズ初のサイドマウント充電を採用。サイドマウント充電用の接点には強力なマグネットを採用し、内部の垂直方向スペースを節約したお陰で、前作「Google Pixel Watch 3」と比べて充電速度が 25% も高速化しました。
なお、「Google Pixel Watch 4」で初採用されたサイドマウント充電、当初はケース装着時に充電する方法がなく最悪のデザインとも言われていましたが、現在では “ケースを外さず充電” 対応の「Google Pixel Watch 4」用サードパーティ製ケースも登場し、そのデメリットを回避できるようになりました。

このほか「Google Pixel Watch 4」では、裏蓋を固定するために一般的に使用されるネジと、前述の通り接着剤も廃止。裏蓋固定のためにネジを使用するとその分のスペースを占有するだけでなく、通信アンテナの性能にも悪影響を及ぼす可能性があるのですが、「Google Pixel Watch 4」では裏蓋固定用としてバンド取り付け部分の内部にスライド式のくさび(ウェッジ)機構を採用し、内部のガスケットに均一な圧力をかけて防水防塵性能を維持しながら強力に裏蓋を固定するという、隠しロック仕様となっています。

これら以外にも、Google エンジニアチームと開発チームは部品単位で構造や仕様を見直し、高性能かつメンテナンスを行いやすい製品として「Google Pixel Watch 4」を世に送り出しています。
Source:Google











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