この記事のポイント
- Google、金融情報サービス「Google Finance」にて 2025 年 8 月から米国でテスト展開を開始した AI 統合機能におけるアップグレードおよび新機能を発表
- 次世代リサーチモデル「Deep Research」導入
- AI 統合テスト版「Google Finance」がインドにも展開が拡大
Google は 2025 年 11 月 6 日(木)、金融情報サービス「Google Finance」にて 2025 年 8 月から米国でテスト展開を開始した AI 統合機能におけるアップグレードおよび新機能を発表しました。
当初、AI 統合テスト版「Google Finance」では、Google AI「Gemini」とのチャットのように、金融業界に関する詳細な質問をすることで包括的な回答を返してくれるリサーチ機能、金融データを視覚化する新しいチャートツール、最新のヘッドラインや市場動向をリアルタイムで確認できるライブニュースフィードが実装。高度なチャートツールでテクニカル分析を行ったり、最新のニュースや見出しをリアルタイムでチェックしたり、AI による的確な金融関連の回答を得られるようになりました。
そして今回、この AI 統合テスト版「Google Finance」がアップグレードされ、複数の新機能が展開されます。

まずは、次世代リサーチモデル「Deep Research」の導入です。「Deep Research」を活用して、より複雑な質問に対する回答を得られるようになります。
この AI 統合テスト版「Google Finance」の「Deep Research」導入は、今後数週間かけて展開されます。「Google One」AI プレミアムプラン「Google AI Pro」「Google AI Ultra」メンバーシップの場合は、通常よりも幅広い上限で「Deep Research」を利用可能です。

次に、米国金融取引予測市場「Kalshi」と「Polymarket」が提供するデータも、AI 統合テスト版「Google Finance」に追加。将来の株式 / 金融市場に関する質問や、得たい知識などを質問できるようになります。

そして、AI 統合テスト版「Google Finance」に、新しい「決算」タブが追加されます。この「決算」タブでは、企業が行う決算発表のライブ視聴とリアルタイム文字起こし、決算発表前 / 最中 / 終了後におけるニュースやアナリストの反応の AI 要約、過去データとの比較なども行える関連資料アクセス機能が展開されます。
最後に、AI 統合テスト版「Google Finance」が、インドにも展開が拡大されます。インドにおける AI 統合テスト版「Google Finance」では、英語のほか、ヒンディー語もサポートされ、より多くのユーザーが AI 統合テスト版「Google Finance」を利用できるようになります。
ただし、今回発表された AI 統合テスト版「Google Finance」のアップグレードに伴う新機能は、まずは米国で展開されます。
Source:Google









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