この記事のポイント
- Google、Google / Android ユーザーを詐欺から守る新しい 6つの方法を公開
- 「Google メッセージ」アプリの悪質リンク警告表示と「キー検証」導入、「Google アカウント」の「再設定用の連絡先」設定と Android デバイスにおける「携帯電話番号でログイン」、予防接種理論に基づいた「Be Scam Ready」ゲーム、全米対象のサイバーセキュリティキャンペーン
- 「Be Scam Ready」ゲームとサイバーセキュリティキャンペーン以外は、日本 / 日本語でも順次展開
Google は 2025 年 10 月 15 日(水)、Google / Android ユーザーを詐欺から守る新しい 6つの方法を公開しました。
公開されたのは、「Google メッセージ」アプリの悪質リンク警告表示と「キー検証」導入、「Google アカウント」の「再設定用の連絡先」設定と Android デバイスにおける「携帯電話番号でログイン」、予防接種理論に基づいた「Be Scam Ready」ゲーム、全米対象のサイバーセキュリティキャンペーンです。「Be Scam Ready」ゲームとサイバーセキュリティキャンペーン以外は、日本 / 日本語でも順次展開されます。
悪質リンク警告表示
Android デフォルトのメッセージングアプリ「Google メッセージ」に、新しいセキュリティ機能として悪質リンク警告表示が展開開始されました。
悪質リンク警告表示は、スパムが疑われるメッセージに添付されているリンクをクリックしようとした場合に、悪質リンクとして警告を表示してくれるユーザー保護機能です。ユーザーが明示的に「スパムではない」とマークしない限り、以後もそのアカウントからのメッセージはスパムとして判定されます。
「キー検証」導入
Android デフォルトのメッセージングアプリ「Google メッセージ」に、新しいセキュリティ機能として「キー検証」が導入されます。
「キー検証」は、メッセージ(Google メッセージ)のエンドツーエンド暗号化において相手の身元確認を行うためのメッセージセキュリティ機能です。信頼できる連絡先の QR コードを事前にスキャンして「キー検証」を実施しておくことで、以後はその「キー検証」実施済みアカウントからの確実なメッセージとして送受信できるようになります。
この「キー検証」は、Android 10 以降を搭載する Android デバイスで利用可能です。
「再設定用の連絡先」設定
「Google アカウント」の新しい保護設定として、「再設定用の連絡先」が展開されます。
「再設定用の連絡先」は、信頼できる友人や家族を指定しておくことで、パスワードを忘れた場合や「パスキー」デバイス紛失、アカウント不正使用などによりアカウントロックが掛かった場合に、本人確認の代理用として活用できる「Google アカウント」保護設定です。「再設定用の連絡先」設定は、「Google アカウント」の「セキュリティ」タブ内に格納されます。
「携帯電話番号でログイン」
Android デバイスに、新しい「Google アカウント」ログイン機能「携帯電話番号でログイン」が導入されます。
「携帯電話番号でログイン」は、携帯電話番号と設定済み PIN(パスコード)を利用して「Google アカウント」にログインできるようになる新しいログイン機能です。
「Be Scam Ready」ゲーム
予防接種理論に基づいた、リテラシー向上用オンラインゲーム「Be Scam Ready」ゲームが提供されます。
よくある詐欺行為や不正行為などに基づいて作成されていて、詐欺や不正行為への意識向上を図ります。ただし「Be Scam Ready」ゲーム、日本語では提供されていません。
サイバーセキュリティキャンペーン
Google は全米サイバーセキュリティ連盟(NCA)と協力し、青少年と高齢者の保護を目的としたサイバーセキュリティキャンペーンの支援を全米で開始しました。
米国現地の Google ストアで、対面式の詐欺 / 不正行為に関するワークショップも実施されます。
Source:Google
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