この記事のポイント
- Google、Google プロダクトマネージャーから「Pixel Buds 2a」の開発背景や改善点を伺う、公式ポッドキャスト「Made by Google Podcasts」新着エピソード「Hear What Matters: The Pixel Buds 2a Experience | Made by Google Podcast S8E5」を公開
- 「Pixel Buds 2a」は、「Pixel Buds A-Series」ユーザーからのフィードバックに基づいて開発
- 音質にこだわった結果のトレードオフな価格設定
Google は 2025 年 10 月 2 日(木)、 Google プロダクトマネージャー Vanessa Pow(ヴァネッサ・パウ)氏を招いて 2025 年 10 月 9 日(木)発売新型 Google Pixel Bluetooth イヤホン「Pixel Buds 2a」の開発背景や改善点を伺う、公式ポッドキャスト「Made by Google Podcasts」新着エピソード「Hear What Matters: The Pixel Buds 2a Experience | Made by Google Podcast S8E5」を公開しました。
「Pixel Buds 2a」は、「Pixel Buds A-Series」の正当後継機種ですが、まさに「Pixel Buds A-Series」ユーザーからのフィードバックに基づいて開発された模様です。その「Pixel Buds A-Series」フィードバックでは主に、「アクティブ ノイズ キャンセリング(ANC)」非対応、バッテリー寿命、音質の 3 点が挙げられたとしています。
そして Google は、「ANC」対応を最優先事項として「Pixel Buds 2a」の開発にあたりました。ただし単なる「ANC」ではなく、プロレベルの「ANC」対応を目標とし、そして Google 独自のノイズキャンセル技術「Silent Seal 1.5」対応を実現しました。これは、搭載される「Tensor A1」プロセッサによって実現した技術です。
次に、バッテリー寿命。こちらも「Tensor A1」プロセッサによるオーディオ処理効率化に伴う電力効率改善によって、前モデル「Pixel Buds A-Series」の最長 5 時間から、なんと倍の最長 10 時間(ANC OFF)へと大幅延長されました。もちろん、充電ケースのバッテリーも改善されています。
そして音質。当たり前ですが、音質もユーザーにとって最も重要な要素です。
「Pixel Buds 2a」は、カスタム設計仕様 11mm スピーカードライバー搭載で 5 バンド「EQ(イコライザー)」と「外部音取り込みモード」対応と、音質にも妥協はありません。ただしその結果、「Pixel Buds A-Series」の発売価格税込み 11,900 円に対し「Pixel Buds 2a」は税込み 23,800 円と、音質にこだわった結果のトレードオフな価格設定となっています。
このほか「Pixel Buds 2a」は、「Pixel Buds Pro 2」で採用されたひねって装着調整するスタビライザーが採用され、装着感が向上。「Tensor A1」プロセッサと AI によって、風や乱気流を検知して抑制する「Wind model」とユーザーの声と雑音を分離して相手にユーザーの声が届きやすくする「Voice call model」も統合されました。
さらに、同時に 2 台の機器と接続してシームレスに音声を切り替える「マルチポイント」と、Google 位置情報特定サービス「Find Hub」にも対応しています。充電ケースも初めてバッテリー交換に対応するなど、サステナビリティを考慮。
肝心な「Pixel Buds 2a」のターゲットですが、「アダプティブオーディオ」や「大音量保護」、ジェスチャー操作などハイエンド機能が詰まった「Pixel Buds Pro 2」に対して、「Pixel Buds 2a」はバッテリー持続性とプロレベル「ANC」や優れた音質といった Bluetooth イヤホンにおける必要機能を求める一般的なユーザー向けとなる模様です。つまり、「Pixel Buds Pro 2」ユーザーにとって、「Pixel Buds Pro 2」に乗り換える意味はそこまでなさそう。
Source:Google
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