この記事のポイント
- 「総務省」、「楽天モバイル」における次世代通信規格「5G」基地局整備遅れの報告を受け、文章による行政指導を行った旨を公開
- 当初報告を受けていた 2024 年度の「5G」基地局整備計画に対して、特定の「5G」基地局で整備が遅れたために「5G」サービスを開始できていないことに対する指導
- 「楽天モバイル」の「5G」基地局整備遅れの原因は、開発ベンダーとの連携不足やプロセス管理の不十分さ
日本政府機関「総務省」は 2025 年 5 月 23 日(金)、「楽天モバイル」における次世代通信規格「5G」基地局整備遅れの報告を受け、文章による行政指導を行った旨を公開しました。
今回の「総務省」による「楽天モバイル」への行政指導は、当初報告を受けていた 2024 年度の「5G」基地局整備計画に対して、特定の「5G」基地局で整備が遅れたために「5G」サービスを開始できていないことに対する指導です。つまり、計画通りに「5G」基地局の整備ができておらずサービスも開始できていないため、経済社会や国民生活に悪い影響を与えてしまっているための行政指導ということです。
この「楽天モバイル」の「5G」基地局整備遅れの原因は、開発ベンダーとの連携不足やプロセス管理の不十分さとのこと。「総務省」は、開発ベンダーとの連携強化及び工程管理の体制整備の早急な取り組み内容と、今回生じてしまった特定「5G」基地局の整備遅れに対するリカバリー計画の報告を、2025 年 6 月 14 日(土)までに行うよう「楽天モバイル」に指導しています。
楽天グループ株式会社 2025 年度第 1 四半期(3 月末)決算発表にて 2025 年度第 1 四半期時点で契約数 863 万回線突破が報告されるなど、表向きは順調かと思われていた「楽天モバイル」。しかし実は、「5G」基地局整備に遅れが生じていた模様。「総務省」からの残念な報告ですが、頑張って欲しいところです。
Source:総務省
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