この記事のポイント
- Essential の Android デバイス「コードネーム:Gem」こと「Essential PH-2」が「Nothing Community」で公式公開
- 「Essential PH-2」はリモコン形状の縦長フォームファクタを活かした仕様として、斜め仕様の QWERTY キーボード採用
- 「Essential PH-2」を継承した Nothing ブランドの新型デバイスが開発されるのかどうか
4 年強前の 2020 年 4 月 30 日(木)をもって閉鎖された、米国スマートフォンメーカー Essential Products。
Essential Products は第一弾スマートフォンとして「Essential Phone(PH-1)」を世に送り出したものの、それ以降は「Essential Phone(PH-1)」用アクセサリーを複数投入したのみで、「Essential Phone(PH-1)」に続くスマートフォンやデバイスは、結果的には投入されませんでした。しかし直前まで投入が予告されていたのが、モバイルプロジェクト「#projectgem」として開発が進められた「コードネーム:Gem」こと「Essential PH-2」です。
Essential Products はとっくに閉鎖されてしまったために「Essential PH-2」の開発もとっくに終了はしているのですが、海外のオークションサイト ebay には今での実機が出品されていて、大金を叩けば入手は可能です。そしてその中の一つを、英国ベンチャー企業 Nothing Technology Limited(Nothing)の公式コミュニティ「Nothing Community」にてコンセプトアーティストとして活動する @3DPrintedCat 氏が入手した模様です。
その「Essential PH-2」を入手した @3DPrintedCat 氏に対して、Essential コミュニティマネージャー Rob(@Rob)氏が行ったインタビューが、「Nothing Community」内で公開されています。ちなみに Essential Products の知的財産権は、Nothing が取得済み。なかなか面白い関係性ですね。
「Essential PH-2」は Android ベースの OS を搭載していて、ウィジェットなどの UI は Nothing OS に告示しているとのこと。「Essential PH-2」はリモコン形状の縦長フォームファクタを採用している点が特徴ですが、それを活かした仕様として、斜め仕様の QWERTY キーボードが採用されている模様。
とても斬新で興味深いキーボード UI ですが、打ちやすくはなさそうですね。
気になるのは、この「Essential PH-2」を継承した Nothing ブランドの新型デバイスが開発されるのかどうかという点ですが、今回の「Nothing Community」の投稿に対して CEO の Carl Pei(@Carl)氏も “Jealous!” と興味を示しているので、もしかしたらもしかするかもしれません。Nothing、今のところイケイケですしね。
「Essential PH-2」が気になる方は、是非「Nothing Community」を覗いてみてください。英語のレポートですが、ページ内翻訳を利用すれば 5 分もかからずに読むことができるはずです。
Source:Nothing Community
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