この記事のポイント
- Google、次期 Android OS「Android 15」の四半期毎プラットフォームリリース第 3 弾ソフトウェアアップデート「Android 15 QPR1 Beta 3」をリリース
- 「Android ベータ プログラム」に登録している Google Pixel デバイスに対して、「OTA(Over the Air)」でソフトウェアアップデートを配信
- Android セキュリティパッチレベルは「2024 年 10 月 5 日」、ビルド番号は「AP41.240925.009」へと更新
Google は 2024 年 10 月 23 日(水)、2024 年 8 月 22 日(木)にリリースした次期 Android OS「Android 15」の四半期毎プラットフォームリリース(Quarterly Platform Releases)版「Android 15 QPR」におけるファーストステップ「Android 15 QPR1」の第 3 弾ソフトウェアアップデート「Android 15 QPR1 Beta 3」をリリースし、プレリリース版 Android OS 試用プログラム「Android ベータ プログラム」に登録している Google Pixel デバイス「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」「Pixel 6a」「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」「Pixel 7a」「Pixel Fold」「Pixel Tablet」「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」「Pixel 8a」「Pixel 9」「Pixel 9 Pro XL」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro Fold」の 15 機種に対して配信開始しました。
ちなみに前回の「Android 15 QPR1」第 2 弾ソフトウェアアップデート「Android 15 QPR1 Beta 2」では、珍しくマイナーアップデート「Android 15 QPR1 Beta 2.x」がリリースされず、「Android 15 QPR1 Beta 2」から「Android 15 QPR1 Beta 3」へとアップデートされています。
四半期毎プラットフォームリリース「Android 15 QPR」は、正式版「Android 15」をベースに修正や改善、そして Google Pixel 向け新機能「Feature Drop」を加えて提供される、先行リリース型ソフトウェアアップデートです。「Android ベータ プログラム」に登録している対象の Google Pixel デバイスに対して、「OTA(Over the Air)」でソフトウェアアップデートが配信されます。
今回リリースされた「Android 15 QPR1 Beta 3」アップデート後の Android セキュリティパッチレベルは「2024 年 10 月 5 日」、ビルド番号は「AP41.240925.009」へと更新されます。また「Google Play 開発者サービス」アプリは、v24.33.33 以降へと更新されます。
■Android セキュリティパッチ |
「2024 年 10 月 5 日」 |
■ビルド番号 |
「AP41.240925.009」 |
■「Google Play 開発者サービス」アプリ |
v24.33.33 以降 |
「Android 15 QPR1 Beta 3」では主に、複数の不具合が修正されています。
■開発者およびユーザーから報告された不具合の修正 |
・一部のコンテンツが途切れて通知が表示されることがある不具合を修正 ・デバイスがクラッシュしたり再起動を引き起こすことがあるシステムメモリページングの不具合を修正 ・特定 Bluetooth デバイスに接続したときに音量ボタンが機能しない不具合を修正 ・ホーム画面にてアプリのアイコンではなくデフォルトのシステムアイコンが表示される不具合を修正 ・セカンダリユーザーからプライマリユーザーに切り替えると、デバイスの動作が遅くなりクラッシュすることがある不具合を修正 ・システム UI がクラッシュすることがある不具合を修正 ・折りたたみ式 Google Pixel デバイス「Pixel Fold」「Pixel 9 Pro Fold」を展開すると画面が真っ暗になることがある不具合を修正 |
■その他の不具合修正 |
・ユーザーがヘッドアップ通知を操作できないことがある不具合を修正 ・バグレポート取得中にシステムがクラッシュすることがある不具合を修正 ・システム安定性 / 接続性 / インタラクティブ性に影響を与えていたその他のさまざまな不具合を修正 |
■Bluetooth の不具合修正 |
・BluetoothDevice.getType() 主にテスト環境で、仮想デバイスインスタンス間で Bluetooth リソースが再利用されたときに発生するクラッシュを修正 ・UI を使用して接続された各シンクの音量を個別に調整できるようにし、音量キーの調整をプライマリシンクに制限することで、LE オーディオの音量コントロールが改善 |
ところで前回の「Android 15 QPR1」第 2 弾ソフトウェアアップデート「Android 15 QPR1 Beta 2」では、画面録画機能「スクリーン レコード」や画面投影機能「キャスト」にて、状態を知らせる新しいステータスバーチップが導入されていた模様です。この新しいステータスバーチップでは、画面のキャスト / 共有 / 画面録画の状態が一目でわかるほか、ステータスバーチップをタップして画面のキャスト実行 or 停止 / 共有実行 or 停止 / 画面録画 or 停止を実行することも可能です。
また「スクリーン レコード」や「キャスト」中にデバイスの画面ロックが掛かると、「スクリーン レコード」または「キャスト」が自動で停止される仕様も導入されています。
Source:Google
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