この記事のポイント
- 2024 年 2 月 28 日(木)に公開された 2024 年 2 月更新版「Google システム アップデート」にて、Android 版「Google ウォレット」アプリに物理的交通機関カードを取り込む際の電子化機能追加が発表
- ただし「Google システム アップデート」内での発表ということで相変わらず具体的な詳細は不明
- 日本でも活用できる機能となるのか気になるところ
Google は 2024 年 2 月 28 日(木)に公開した Android デバイスのセキュリティと信頼性を高めるための新機能を含んだ「Google システム アップデート」の 2024 年 2 月更新版にて、Android 版「Google ウォレット」アプリに物理的交通機関カードを取り込む際の電子化機能追加が発表されました。
ただしこの Android 版「Google ウォレット」アプリに追加される物理的交通機関カード電子化新機能の具体的な詳細は、「Google システム アップデート」内での発表ということで相変わらず不明です。また日本においては、例えば電車に乗る際に「Suica」や「PASMO」などの交通系 IC カード(交通系電子マネー)を用いるか磁気式切符を自動改札機に通す仕様となるため、物理的交通機関カードをスマートフォンに取り込んで利用するという習慣もありません。
つまり、今回発表された Android 版「Google ウォレット」アプリに追加される物理的交通機関カード電子化新機能は、日本とは無縁な機能となる可能性があります。ただ日本では昨今、クレジットカードタッチ決済を利用した公共交通機関乗降車システムと共に QR コードを用いた「QR コード乗車」も広がってきているので、例えばこの「QR コード乗車」用 QR コードを直接 Android 版「Google ウォレット」アプリに取り込んで管理できるようになれば、利便性もさらに向上します。
もちろん現在 Android 版「Google ウォレット」アプリには QR / バーコード付き写真を[パス]として取り込むことができる[写真]機能が提供されているのでそれを活用すれば力技で似たような運用は可能。とはいえ、やはり「QR コード乗車」用 QR コード発行サイトもしくはアプリから直接 Android 版「Google ウォレット」アプリに[パス]として追加できるようになることが望ましいと言えます。
今回の 2024 年 2 月更新版「Google システム アップデート」の発表内容とは多少反れた内容になってはしまいましたが、Android 版「Google ウォレット」アプリに追加される物理的交通機関カード電子化新機能が日本でも活用できる機能となるのか気になるところです。
Source:Google
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