この記事のポイント
- Google、次期 Android OS「Android 15」に向けた最初の開発者向けプレビュー「Android 15 Developer Preview」をほぼ予告通り公開
- 「Pixel 6」以降の Google Pixel デバイスに手動でシステムイメージをフラッシュすることで適用可能
- 2024 年 3 月 ~ 4 月辺りに「OTA(Over the Air)」アップデート対応ベータ版「Android 15 Beta」提供予定
Google は 2024 年 2 月 16 日(金)、次期 Android OS「Android 15」に向けた最初の開発者向けプレビュー「Android 15 Developer Preview(Android 15 Developer Preview 1)」を、ほぼ予告通り公開しました。
「Android 15 Developer Preview 1(DP1)」は、「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」「Pixel 6a」「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」「Pixel 7a」「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」「Pixel Fold」「Pixel Tablet」の Google Pixel デバイス向けに公開されています。現時点では例のごとく、公式サイトからシステムイメージをダウンロードして、手動でフラッシュすることで適用可能です。
開発者向けプレビュー「Android 15 Developer Preview」は今回のファーストプレビュー「Android 15 Developer Preview 1(DP1)」公開後、基本的には月 1 回ごとにアップデート版が公開される予定です。現時点ではシステムイメージを手動適用する仕様となっているため、ブートローダーアンロックなどの開発者向け操作が必要となりますが、プレリリース版 Android OS 試用プログラム「Android ベータ プログラム」に登録している Google Pixel スマートフォンに対して 2024 年 3 月 ~ 4 月辺りに「Over the Air(OTA)」でベータ版アップデートを適用できる「Android 15 Beta」も公開予定です。
またその後 2024 年 6 月辺りに公開予定の「Android 15 Beta 3」辺りで、安定したプラットフォームへと到達する予定。そして例年通り、2024 年 8 月頃に最終盤となるファイナルリリースが公開され、そしておそらく 2024 年 9 ~ 10 月には正式版「Android 15」が公開されます。
「Android 15」では、ユーザー使用 Android アプリなどアクティビティに基づいて予測されるユーザーの関心トピックをユーザー自身が制御できるプライバシー保護設定「Android 版プライバシー サンドボックス」の最新バージョン、対応する健康管理アプリやフィットネスデバイス同士でデータ相互に同期できる新しい健康管理プラットフォーム API「Health Connect」の新しいデータタイプサポート追加、マルウェアや不正ファイルなどによる脅威に対するセキュリティ強化、そして部分的な画面共有が可能な拡張版画面共有機能などが提供されます。このほか、ゲームアプリやパフォーマンス、電力および熱システムの効率化なども内包されています。
部分的な画面共有に対応する拡張版画面共有機能は、ビジネスシーンなどで活躍しそうな機能ですね。
Source:Google
コメントを残す