Feature Drop！Pixel 8 Pro「体温測定」側頭動脈を非接触スキャン

Google は 2024 年 1 月 25 日（木）、同日発表した Google Pixel デバイス新機能「Feature Drop」の 2024 年 1 月版における「Pixel 8 Pro」目玉機能「体温測定」について説明する記事を公開しました。

「Pixel 8 Pro」の「体温測定」は、「Pixel 8 Pro」に実装されている温度センサーと「温度計」アプリを用いることで実現する機能です。ただ残念ながら、日本国内では未提供。

そんな「Pixel 8 Pro」の「体温測定」ですが、頭の側頭部を通る側頭動脈を非接触でスキャンする仕様となる模様です。実際には、額の中心から額に沿って「Pixel 8 Pro」をスライドさせ、背面に搭載されている温度センサーで測定する仕様となります。

額の中心部分を温度センサーで当ててスキャンするのかと思いきやそうではなく、額の中心から側頭部に向けて「Pixel 8 Pro」の温度センサーをスライドさせます。これは、額の中心部を利用する「体温測定」では精度が低くなるためとのこと。

また、額から 0.5 インチ（約 1.3cm）程度の距離を保つことが望ましいため、「体温測定」実行中はリアカメラユニットの LDAF（レーザーオートフォーカス）機能を用いて「Pixel 8 Pro」と額との距離を計測しつつ、触覚と音声によって操作などを指示してくれます。ちなみに「Pixel 8 Pro」の「体温測定」における実体温との誤差はわずか ±0.3°C 以内で、赤外線温度計と同等の精度となる模様です。

さらに「Pixel 8 Pro」の「体温測定」は開発段階で臨床検証をしっかりと行い、さらに米国食品医薬品局「FDA（Food and Drug Administration）」の新規医療機器審査「De Novo」をパス。「Pixel 8 Pro」並びに「温度計」アプリは、「FDA」の「De Novo」認証を取得した初めてのスマートフォン / アプリです。

日本でも提供してほしい「Pixel 8 Pro」の「体温測定」ですが、おそらく日本で提供するには日本の医療機器関連審査をパスし認証を取得する必要があるのでしょう。難しそうですね。

Source：Google