Gemini Google Assistant app-teardown

CN:Robin v2。Google アシスタント「Gemini」完全移行下準備進む【アプリ解析】

この記事のポイント
  • Google、「Google アシスタント」の「Gemini」への完全移行ではなく、「Gemini」が「Google アシスタント」を吸収する方向で下準備を進めている模様。
  • Android 版「Google」アプリ v17.11.56 アップデートのアプリ内ファイルを解析した結果、ロック画面における AI アシスタントの動作仕様アップデートを示すリソースコード「コードネーム:Robin v2」が追加されていることを確認。
  • 「Google アシスタント」の「Gemini」完全移行後も、「Google アシスタント」に紐づいている一部の「ルーティン」などにおいては、バックグラウンドでシームレスに「Google アシスタント」が機能する仕様とすることを示す内容。

本来は 2025 年末までに Google AI「Gemini」へと完全移行すると発表されていた、Google 音声アシスタント「Google アシスタント(Google Assistant)」ですが、2026 年 3 月下旬時点もまだ「Google アシスタント」は残っていて、「Gemini」への完全移行は実施されていません。

そんな中でも、2026 年 3 月 6 日(金)に配信された Android 版「Google」アプリ v17.8.62 アップデートのアプリ内ファイルから、「Google アシスタント」の「Gemini」への完全移行を知らせる「Google アシスタントはご利用いただけなくなりました(Google Assistant is gone now)」システムアラートの内包に関するリソースコードが追加されていることが確認され、内部的に「Google アシスタント」の「Gemini」への完全移行準備が進められていることが判明しています。

そうはいっても、まだ「Gemini」へと完全移行が行われていない「Google アシスタント」。これは、「Google アシスタント」は対応しているものの「Gemini」ではまだ対応していない一部の「ルーティン」などが残っていることが要因です。「Gemini」に完全移行してしまうと困るユーザーがいるため、Google も一斉の完全移行を実施できない状況が続いていると予想されます。

しかし Google は、それを打破する対策として、「Google アシスタント」の「Gemini」への完全移行ではなく、「Gemini」が「Google アシスタント」を吸収する方向で下準備を進めている模様です。「アプリ解析」にて、その内容が判明しました。

「アプリ解析」

当サイトの「アプリ解析」カテゴリで公開している記事では、Google の最新 Android アプリを逆コンパイルして独自に解析し、発見した今後実装される可能性のある新機能や変更点などをお届けします。正式リリース前の新機能や変更となるため開発段階の未確定な情報も含まれますが、Android アプリの今後のアップデート動向をいち早くキャッチできる、ほかにはない当サイトオリジナルコンテンツです。


2026 年 3 月 26 日(木)に配信された Android 版「Google」アプリ v17.11.56 アップデートのアプリ内ファイルを解析した結果、ロック画面における AI アシスタントの動作仕様アップデートを示すリソースコード「コードネーム:Robin v2」が追加されていることを確認しました。

<string name="assistant_lockscreen_settings_title_robin_v2">Google Assistant on lock screen</string>
<string name="assistant_on_lockscreen_description_robin_v2_with_extensions">Get Gemini’s help with quick voice actions powered by Google Assistant (like Routines) when your device is locked. For Routines that access personal results, say “Hey Google” so Gemini can recognize you with Voice Match.</string>
<string name="assistant_lockscreen_settings_footer_robin_device_utilities_with_routines">For hands-free help from Gemini when your device is locked, turn on %1$s \n \nTo get Gemini’s help with answers to general questions and actions supported by the Utilities extension when your device is locked, go to your %2$s Actions in Routines will not follow your Gemini extensions lock screen settings above.</string>
<string name="assistant_lockscreen_settings_title_robin_v2">ロック画面での Google アシスタントの使用</string>
<string name="assistant_on_lockscreen_description_robin_v2_with_extensions">デバイスがロックされているときに、Google アシスタントのクイック音声操作(ルーティンなど)を Gemini で使用できます。アカウントに基づく情報にアクセスするルーティンの場合は「OK Google」と言ってください。これにより、Gemini が Voice Match であなたの声を認識します。</string>
<string name="assistant_lockscreen_settings_footer_robin_device_utilities_with_routines">デバイスがロックされているときにハンズフリーで Gemini を利用するには、%1$s を ON にします。\n \nデバイスがロックされているときに、Gemini から一般的な質問への回答を得たりユーティリティ拡張機能でサポートされている操作を行ったりするには、%2$sにアクセスしてください。\n \nルーティン内のアクションには、上記の Gemini 拡張機能のロック画面設定は適用されません。</string>

このリソースコード「コードネーム:Robin v2」は、ユーザーが Android デバイスのデフォルト AI アシスタントを「Gemini」に設定している場合に、「Google アシスタント」に紐づいている一部の「ルーティン」などにおいては、バックグラウンドでシームレスに「Google アシスタント」が機能する仕様とすることを示す内容です。また Android デバイスの AI アシスタント選択設定「Google のデジタル アシスタントを選択する」においても、「Gemini」選択時でも一部で「Google アシスタント」がバックグラウンドで動作するという旨をユーザーに知らせるための文言も用意されています。

つまり、仮に「Google アシスタント」が「Gemini」に完全移行したとしても、実はバックグラウンドでは「Google アシスタント」が生き続けるわけで、その際に生じかねないユーザーの混乱を想定した下準備もしっかりと進められているということが判明しました。2026 年 5 月に開催される開発者向けイベント「Google I/O 2026」にて、「Google アシスタント」の「Gemini」への完全移行に関する何らかの発表があるのかもしれないですね。

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