この記事のポイント
- 新機能追加による大幅なリニューアルが予想されている「Google ウォレット」に、かなり大きな新機能追加を予感される内容が追加
- 楽天グループの金融庁登録済み仮想通貨取引所「楽天ウォレット」との連携機能
- 推測されるのは、「楽天ウォレット」連携による残高確認や、「楽天ウォレット」で管理している仮想通貨の「楽天キャッシュ」交換、そしてその「楽天キャッシュ」を元にした、「Google Pay(電子ウォレット)」経由の「楽天ペイ」NFC 決済利用
JR 西日本提供の交通系 IC サービス「ICOCA」と JR 東海提供の「TOICA」といった新たな交通系 IC(電子マネー)の追加、ソフトバンク系の「PayPay マネー」、KDDI 提供の「au PAY」、NTT ドコモ提供の「d 払い」といった新たな NFC タッチ決済セクション「電子ウォレット」の展開、そして「三菱 UFJ 銀行」「みずほ銀行」「ゆうちょ銀行」「楽天銀行」といった銀行口座連携による「電子ウォレット」チャージや個人送金機能対応と、新機能追加による大幅なリニューアルが予想されている、Android デジタルウォレット管理サービス「Google ウォレット」。
また新たに、かなり大きな新機能追加を予感される内容が、Google 公式ヘルプサイト「Google ウォレット ヘルプ」の「サポートされているお支払い方法を確認する(日本)」ページ内 HTML コードの解析情報から発見されました。Google もしくは関連各社の公式発表ではありません。悪しからず。
今回発見した内容は、楽天グループの金融庁登録済み仮想通貨取引所「楽天ウォレット」との連携機能です。これは、「サポートされているお支払い方法を確認する(日本)」ページ HTML コードの隠された部分内に、さらにコメントアウトされたコードが 2025 年 10 月中旬に追加されたことで浮上しました。
<!-- future: paypay-nfc, rakuten-wallet -->
このコメントアウトされたコードでは、おそらく「PayPay マネー」の NFC タッチ決済を意味する “paypay-nfc” のほか、“rakuten-wallet” が記されています。ちなみに “future(未来)” ということで、今後さらに内容が拡充されていくはず。
つまりまだこのコードからわかることはあまりないのですが、「楽天ペイ(rakuten-pay)」「楽天キャッシュ(rakuten-cash)」ではなく「楽天ウォレット(rakuten-wallet)」と記されているのはやはり気になる点。ここから推測されるのは、「楽天ウォレット」連携による「Google ウォレット」での残高確認や、「楽天ウォレット」で管理している仮想通貨の「楽天キャッシュ」交換、そしてその「楽天キャッシュ」を元にした「Google Pay(電子ウォレット)」経由の「楽天ペイ」NFC 決済利用です。
米国では、2021 年より「Coinbase Card(現 Base)」や「BitPay」といった仮想通貨系クレジットカードが「Google Pay(現 Google ウォレット)」に対応済み。今回推測されている「楽天ウォレット」はそれとは別の仕様となる可能性はおおいにありますが、まったく的外れとも言えない内容です。
また続報入り次第、改めて報告させていただきます。
Source:Google
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