この記事のポイント
- 「PayPay マネー」「au PAY」「d 払い」「楽天ペイ」の、Android デジタルウォレット管理サービス「Google ウォレット」キャッシュレス決済機能「Google Pay」対応、2025 年 10 月 13 日(月)にまた進捗あり
- 「Google ウォレット」新セクション「電子ウォレット」の提供事業者と対応方式がより詳細に判明
- 「銀行口座 / 送金サービス連携」セクションが新たに登場
先日から急浮上し界隈で話題となっている、ソフトバンク系「PayPay マネー」、KDDI 提供「au PAY」、NTT ドコモ提供「d 払い」、楽天提供「楽天ペイ」の、Android デジタルウォレット管理サービス「Google ウォレット」キャッシュレス決済機能「Google Pay」対応。
2025 年 10 月 13 日(月)にまた情報が更新されましたので、その進捗を報告させていただきます。ちなみに今回も、Google 公式ヘルプサイト「Google ウォレット ヘルプ」の「サポートされているお支払い方法を確認する(日本)」ページ内 HTML コードの解析情報で、Google もしくは関連各社の公式発表ではありません。悪しからず。
今回の進捗では、「Google ウォレット」新セクション「電子ウォレット」の提供事業者と対応方式がより詳細に判明しました。そして、「Google ウォレット」新セクション「電子ウォレット」のサービス内容についても、まだはっきりとはしないものの、そのサービス内容を推測できる記述が追加されています。
まず、2025 年 10 月 13 日(月)に更新された「Google ウォレット」新セクション「電子ウォレット」の内容は以下の通り。
- 電子ウォレット
<section id="wallets" aria-labelledby="wallets-heading">
<h2 id="wallets-heading">電子ウォレット</h2>
<table class="payments-table">
<thead>
<tr>
<th>サービス名</th>
<th>対応方式</th>
<th>提供事業者</th>
<th>備考</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>PayPayマネー(本人確認済みアカウント残高)</td>
<td>非接触型決済(NFC Type-A/B)、オンライン決済</td>
<td>PayPay株式会社</td>
<td>Google Pay 連携でタッチ決済対応</td>
</tr>
<tr>
<td>au PAY プリペイドカード</td>
<td>非接触型決済(NFC)、オンライン決済</td>
<td>KDDI株式会社</td>
<td>プリペイド残高でのタッチ決済に対応</td>
</tr>
<tr>
<td>d払い(ドコモ口座連携型)</td>
<td>オンライン・店舗決済</td>
<td>株式会社NTTドコモ</td>
<td>Google ウォレット経由の店舗利用に対応</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</section>
今回、「PayPay マネー(本人確認済みアカウント残高)」「au PAY プリペイドカード」は、非接触型の NFC 決済とオンライン決済に対応する旨が明らかとなっています。「PayPay マネー(本人確認済みアカウント残高)」「au PAY プリペイドカード」、待望の NFC 決済対応です。
「d 払い(ドコモ口座連携型)」もおそらく NFC 決済に対応するはずですが、“Google ウォレット経由の店舗利用に対応” としか明記されていません。一方、今回の進捗では「楽天ペイ」の記述が削除されました。ただ後述する理由から、今後再登場する可能性もあります。
次に、「銀行口座 / 送金サービス連携」セクションが新たに登場。現状日本国内「Google ウォレット」は送金サービス未対応ですが、新たに「銀行口座 / 送金サービス連携」という気になるセクションが追加されました。
以前、シンガポールなどで提供されていた旧「Google Pay」では送金サービスに対応していましたが、これまで日本国内において「Google Pay」「Google ウォレット」での送金サービスが提供されたことはありません。しかし「銀行口座 / 送金サービス連携」セクションが登場したことで、新たに送金サービスが展開される可能性が急浮上しています。
今のところ「Google ウォレット」の「銀行口座 / 送金サービス連携」セクション対応金融機関としてラインアップされているのは、「ゆうちょ銀行」「楽天銀行」「三菱 UFJ 銀行」「銀行 Pay 系(りそな・横浜・福岡 等)」です。
- 銀行口座 / 送金サービス連携
<section id="banks" aria-labelledby="banks-heading">
<h2 id="banks-heading">銀行口座 / 送金サービス連携</h2>
<table class="payments-table">
<thead>
<tr>
<th>金融機関 / サービス</th>
<th>対応内容</th>
<th>備考</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>ゆうちょ銀行</td>
<td>ウォレット残高チャージ</td>
<td>口座設定後にチャージ可能</td>
</tr>
<tr>
<td>楽天銀行</td>
<td>ウォレット残高チャージ</td>
<td>オンラインチャージ対応</td>
</tr>
<tr>
<td>三菱UFJ銀行</td>
<td>ウォレット残高チャージ</td>
<td>対応開始(対象外口座あり)</td>
</tr>
<tr>
<td>銀行Pay系(りそな・横浜・福岡 等)</td>
<td>送金 / チャージ連携</td>
<td>各行の銀行Payアプリ連携に準拠</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</section>
この新たに登場した「銀行口座 / 送金サービス連携」セクションから推測されることは、「電子ウォレット」として登録した「PayPay マネー(本人確認済みアカウント残高)」「au PAY(au PAY プリペイドカード)」「d 払い(ドコモ口座連携型)」に、「銀行口座 / 送金サービス連携」対応金融機関としてラインアップされている「ゆうちょ銀行」「楽天銀行」「三菱 UFJ 銀行」「銀行 Pay 系(りそな・横浜・福岡 等)」から「Google ウォレット」から直接チャージできるようになるということです。つまり、日本国内「Google ウォレット」の対応電子マネーサービス「Suica」「PASMO」「楽天 Edy」「WAON」と似た仕様で、「Google ウォレット」に登録している「電子ウォレット」サービスに直接チャージができるようになる可能性があります。
※「nanaco」は「Google ウォレット」からのチャージ未対応
また「銀行口座 / 送金サービス連携」対応金融機関として「楽天銀行」もラインアップされているので、「電子ウォレット」セクションから削除された「楽天ペイ」も今後復活する可能性がおおいにあります。ということで、日本国内における「Google ウォレット」サービスは今後、「電子ウォレット」機能展開と共に送金サービス展開など大幅なサービス刷新が行われる可能性が出てきました。今後の動向に大注目です。
Source:Google
コメントを残す