この記事のポイント
- Google、Google AI「Gemini」を統合した新世代スマートホームサービス「Google Home」を発表
- 「Google Home」向け AI モデル「Gemini for Home」、リニューアルされた「Google Home」アプリ、「Gemini for Home」搭載新型 Nest / Google Home デバイス、そして「Nest Aware」からリニューアルされたサブスクリプションサービス「Google Home Premium」の、4 つのカテゴリによって成り立つ
- 「Google Home」は、9 年の歳月を経て新世代へとリニューアルへ
Google は 2025 年 10 月 1 日(水)、Google AI「Gemini」を統合した新世代スマートホームサービス「Google Home」を発表しました。
「Gemini」が統合された新世代「Google Home」は、「Google Home」向け AI モデル「Gemini for Home」、リニューアルされた「Google Home」アプリ、「Gemini for Home」搭載新型 Nest / Google Home デバイス、そして「Nest Aware」からリニューアルされたサブスクリプションサービス「Google Home Premium」の、4 つのカテゴリによって成り立ちます。ちなみに「Google Home」は 2016 年 10 月より展開が開始されているので、9 年の歳月を経て、新世代へとリニューアルされます。
「Gemini for Home」
「Gemini for Home」は、新世代「Google Home」の中核を成すサービスです。
既存のスマートアシスタント「Google アシスタント」が「Gemini」に切り替わることで、「Gemini」による AI アシスタントを利用できるほか、人 / 物 / 場所などの認識が最適化され、より向上します。そして、その「Gemini for Home」を搭載する新世代「Google Nest Cam」や新世代「Nest Doorbell」などのスマートホームデバイスとリニューアルされる「Google Home」アプリによって、単なるスマートホーム操作から自然なコラボレーションへと進化します。
Google Home / Nset デバイスに対する「Gemini for Home」は、2025 年 10 月 28 日(火)から早期アクセス版「パブリック プレビュー」として米国で展開が開始されます。ただし日本においては、2026 年初頭より「Gemini for Home」が展開される模様。「Gemini for Home」の日本 / 日本語対応は、多少待つ必要があります。
「Google Home」アプリリニューアル
「Gemini for Home」の展開に合わせ、「Google Home」アプリも、スマートホームデバイスを一元管理できる統合型アプリとしてリニューアルされます。
リニューアルされる「Google Home」アプリでは、「Gemini」を採用したシンプルな新デザインとなりつつも、高速で信頼性が高い操作 / 自動化 / 把握が実現します。もちろん、以前より登録 / 操作に対応しているスマートホームデバイスも、リニューアルされる「Google Home」アプリで操作可能です。
さらにリニューアルされる「Google Home」アプリでは、「Gemini」統合機能「Ask Home」も展開されます。
新型 Nest / Google Home デバイス
「Gemini for Home」に対応する新型 Nest / Google Home デバイスとして、スマートカメラ「Google Nest Cam Indoor(電源アダプター式 / 第 3 世代)」「Google Nest Cam Outdoor(電源アダプター式 / 第 2 世代)」、スマートドアベル「Nest Doorbell(第 3 世代)」、そして新型スマートスピーカー「Google Home」の 4 製品が投入されます。
「Google Nest Cam Indoor(電源アダプター式 / 第 3 世代)」「Google Nest Cam Outdoor(電源アダプター式 / 第 2 世代)」については、2025 年 10 月 1 日(水)より日本国内でも発売。新型「Google Home」については、来年 2026 年春の発売予定です。
「Nest Doorbell(第 3 世代)」は、日本国内発売は今のところ予定されていません。
「Google Home Premium」
Google Home / Nest 製品向けサブスクリプション型見守りサービス「Nest Aware」は、新たに「Google Home Premium」にリニューアルされます。
「Google Home Premium」は、月額 1,000 円の「Standard(スタンダード)」と月額 2,000 円の「Advanced(アドバンスド)」の 2 プランが用意。「Google Home Premium」標準機能として、ホットワードなしの「Gemini Live」、「ルーティン」作成サポートが利用可能な「Ask Home」、30 日間の動画履歴保存、「人物認識アラート」といった「Gemini for Home」機能が提供されますが、「Advanced(アドバンスド)」ではさらに 60 日間の動画履歴保存のほか、AI イベント説明、「日々の要約(Home Brief)」の概要、「Ask Home」による動画履歴検索などの、「Gemini for Home」対応スマートカメラ向け新機能が提供されます。
そして新サブスクリプション型見守りサービス「Google Home Premium」は旧「Nest Aware」と同等価格となりますが、Google AI サブスクリプションサービス「Google AI Pro」メンバーシップには「Standard」、「Google AI Ultra」メンバーシップには「Advanced」が追加料金なしで無料提供されます。ちなみに「Google AI Pro」メンバーシップは、追加 1,000 円で「Advanced」にアップグレード可能です。
注意していただきたいのは、「Google Home Premium」で提供される「Gemini for Home」関連機能は、日本においては 2026 年初頭の展開となる点です。海外では早期アクセス版「パブリック プレビュー」として 2025 年 10 月より提供されますが、日本 / 日本語対応はそれよりも遅れての提供となります。
Source:Google
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